干し肉(ほしにく)とは、肉を干した干物、保存食である。多くの文化に見られる。文化によって、燻製、塩蔵なども組み合わされる。日本語では、南米のケチュア語由来のジャーキーが著名。別名として脯(ほしし)[1]、腊(ほじし)[2]などがある。
日本では家畜伝染病予防法によって、外国からの肉製品の持ち込みは禁止されており、持ち込んだ場合は肉は廃棄され、法律の手続きを行っていない場合は罰金や逮捕が行われる[3]。
干し肉の一覧
- アジア
- 肉乾(ロウカン)、肉脯(ロウフー) 、腊肉(ラーロウ)- 中国の干し肉
- ボルツ - モンゴル
- アフリカ
- ビルトン - 南部アフリカの干し肉
- Droëwors
- Kilishi
- 中東
- (バステルマ) - トルコ、エジプト
- ヨーロッパ
- ブレザオラ - イタリア
- (セシーナ) - スペイン
- Fenalår - ノルウェー
- Kuivaliha - フィンランド
- アメリカ(南北)
干し肉の歴史など
出典
- ^ 『(脯・干肉)』 - コトバンク
- ^ “「腊」の部首・画数・読み方・意味など”. kanji.jitenon.jp. 2022年9月20日閲覧。
- ^ “肉製品などのおみやげについて:動物検疫所”. www.maff.go.jp. 農林水産省. 2022年9月20日閲覧。
- ^ 古代における猪肉の加工と保存法 著:高橋由香莉 内藤千尋 西念幸江 五百藏良 三舟隆之 掲載:東京医療保健大学紀要 第12巻第1号
- ^ 『(干鳥・乾鳥)』 - コトバンク
- ^ “乾鳥”. base1.nijl.ac.jp. 国文学研究資料館. 2022年9月20日閲覧。
- ^ 江間三恵子「江戸時代における獣鳥肉類および卵類の食文化」『日本食生活学会誌』第23巻第4号、2013年、247–258頁、doi:10.2740/jisdh.23.247、ISSN 1346-9770。
- ^ “アイヌ料理を各先住民族に披露”. www.chibanippo.co.jp. 千葉日報. 2022年9月20日閲覧。
- ^ “ゴールデンカムイに見る「アイヌ」の食の知恵”. 東洋経済オンライン (2021年1月15日). 2022年9月20日閲覧。
- ^ “No.006 キーワードチャイナ 腊八&北上广 - 中国国際放送局”. japanese.cri.cn. 中国国際放送局. 2022年9月20日閲覧。