左近 毅（さこん たけし、1936年11月25日[1] - 2002年1月4日[2]）は、日本の文化学者。ロシア・アナキズムおよび日露交渉史が専門。大阪市立大学名誉教授。
生涯
1936年、東京生まれ。東京外国語大学ロシヤ語科を卒業後、一橋大学大学院社会学研究科に進んだ。一橋大学では金子幸彦に師事した[3][4]1967年に修士課程を修了、同博士課程を満期退学。
その後は、大阪市立大学文学部助教授、後に教授。1999年に大阪市立大学を定年退官し、名誉教授となった。その後は天理大学教授として教鞭をとった。学界では、(日本スラブ東欧学会)理事長、日本ロシア文学会関西支部長を務めた[5]。10ヶ国語を解した[6]。
受賞・栄典
著作
共編
- 『ロシア文化と近代日本』(奥村剋三)共編 世界思想社 1998
翻訳
- (アンリ・アルヴォン)『アナーキズム』白水社 文庫クセジュ 1972
- 『バクーニン著作集 6 国家制度とアナーキー』 白水社 1973
- 『バクーニン著作集 1 ドイツにおける反動-一フランス人の覚え書』 白水社 1973
- 『バクーニン著作集 5 セルゲイ・ネチャーエフへの手紙』 白水社 1974
- 『バクーニン著作集 2 告白、アレクサンドル二世への嘆願書』 白水社 1974
- ナターリヤ・エム・ピルーモヴァ『クロポトキン伝』法政大学出版局・叢書ウニベルシタス 1994
- デー・ベー・パヴロフ/エス・アー・ペトロフ『日露戦争の秘密 ロシア側史料で明るみに出た諜報戦の内幕』成文社 1994
- ジョージ・ケナン『シベリアと流刑制度』全2巻、法政大学出版局・叢書ウニベルシタス 1996
- (ヴィターリー・グザーノフ)『ロシアのサムライ 日露の歴史をあやなすモザイクの世界』(元就出版社) 2001
論文
- CiNii(左近毅)