山田湯(やまだゆ)は、富山県富山市の町名である。山田温泉が存在し保養地となっている他、旧山田村の商業や行政の中心地となっている。
概要
「湯」という地名は、山田温泉に由来する。この温泉は1300年前に開湯された越中最古とされる温泉である。山田行政センター(旧山田村役場)があり、山田村の中心地として機能していた。
なお、山田湯の集落内にある「山田温泉玄猿楼」と「山田温泉光楽」はそれぞれ別源泉であり、前者の泉名は「山田温泉」、後者は「山田西温泉」である。
歴史
古くは湯谷村と称し、1735年(享保20年)10月に湯村に改められた。1876年(明治9年)に石川県に所属、1883年(明治16年)には富山県に編入された[2]。1889年(明治22年)4月1日、町村制施行により婦負郡山田村発足。旧 湯村は山田村湯地区となる[3]。2005年には婦中町と山田村および周辺町村と合併し、富山市の一部となった。
地理
集落の中央を山田川が縦貫しており、集落は川沿いに集中している。(高瀬峠)を通じて八尾町と隣接しており、古くから交流が盛んであった。
- 河川 山田川 、(湯谷川)
- 峠 (高瀬峠)
施設
- 山田行政センター(旧山田村役場)
- 山田温泉玄猿楼
- 山田温泉光楽
交通
- 富山地方鉄道バス21系統「山田行政センター前」バス停 - 屋根付きのバス待合室がある。