山田 實(やまだ みのる、1918年 - 2017年5月27日[2])は、日本の写真家。1977年、(沖縄タイムス芸術選賞)大賞受賞。2000年、沖縄県文化功労者として表彰。兄は、詩人の(山田有勝)。
人物
沖縄県那覇市(東町)出身。那覇市で育ち、戦前から沖縄の写真を撮りはじめる。
二・二六事件の直後に明治大学専門部商科進学のため上京。明治大学新聞高等研究科二部卒業後、日産土木株式会社に入社。
その後勤務地であった満州で召集。ソ連軍との交戦中に沖縄壊滅の知らせをきく。
敗戦後シベリアに抑留され、飢えと過酷な労働に2年間耐えた後、生還。
東京での養生を経た1952年、まもなく那覇市に「山田写真機店」を開業。経営の傍ら、沖縄を写真で記録し続ける。
貧苦の復興期に、写真倶楽部を興し、二科展や沖展に関わるなど、戦後の沖縄写真界、芸術文化の黎明期を支えた。
著書
関連項目・人物
参考文献
- 日本人名大事典
脚注
外部リンク
- 沖縄県立美術館作家紹介
- 山田實展 人と時の往来―写真でつづるオキナワ
- 岡本太郎と山田實
- 山田写真機店
- Nikon THE GALLERYセレクション 生誕100年記念 山田實写真展「きよら生まり島 -おきなわ Kiyora-Umarishima -OKINAWA」