概要
同区内の南西端に位置し、その名が示す通りの藻岩山東山麓の地域で、南北に細長く広がっていた[1]。
開拓初期は札幌郡山鼻村の一部で、その後1906年(明治39年)4月1日に北海道一・二級町村制が施行されると藻岩村(後に円山町)の、1941年(昭和16年)4月1日に円山町が(編入合併)されると札幌市の一部となり、1941年(昭和16年)7月に正式な町名となった[1]。
1960年(昭和35年)4月1日、1973年(昭和48年)8月1日と段階を踏んで「南〇条西〇丁目」式の住所表記へと変更されていき、1979年(昭和54年)2月26日に残る地域が伏見へと編入され「山元町」の名は消失した[2]。
2020年の時点でこの町名を留める物はほとんど残っておらず、わずかに以下の3件が挙げられる程度である。
脚注
参考文献
- 『札幌地名考』北海道新聞社〈さっぽろ文庫1〉、1977年9月26日。
- 山田航 (2020年11月13日). “新世代歌人 山田航のモノローグ紀行 消えた町名・山元町”. 北海道新聞: 夕刊 札幌・道央圏 2面