尾世川正明

尾世川 正明（おせがわ まさあき、1950年 - ）は日本の詩人、医師。

経歴

東京都大田区北千束に生まれ、品川区大井町で育つ。東京都立日比谷高等学校を経て、千葉大学医学部を卒業。その後成田赤十字病院にて内科医、救急医として勤務。内科部長、救命救急センター長、院内感染管理医を務める。 詩は10代から書き始め、現在まで詩人としても活動を続ける。20代には丸山薫らによって復刊された第四次『四季』に投稿している。また(萩原康吉)と二人誌「島」等を作る。その後、木津川昭夫発行の同人誌『ホルン』、(望月苑巳)発行の『孔雀船』、後年川中子義勝発行の『ERA』等に参加している。また水野るり子発行の『ペッパーランド』でも執筆し、土曜美術社出版販売の現代詩文庫『水野るり子詩集』では解説を担当している。2019年からは個人誌『虚数と半島』発行。日本現代詩人会、日本詩人クラブ会員。2021年から詩の月刊誌「詩と思想」で投稿欄の選者となっている。 また、画家として二科展に計14回入選出品、その後無所属となる。グループ展や個展開催などの活動がある。

詩集 『花をめぐる神話』（1980年 花神社） 『みえないきものたちの天文学』（1987年 花神社） 『誕生日の贈物』（1993年 土曜美術出版販売） 『海馬に浮かぶ月』（2004年 思潮社） 『新・日本現代詩文庫70 尾世川正明詩集』（2009年 土曜美術出版販売） 『フラクタルな回転運動と彼の信念』（2013年 土曜美術出版販売）（第25回富田砕花賞^[1]） 『鼻行類の盗賊たち』（2017年 土曜美術出版販売）『糸切り歯の名前』(2021年 思潮社)

個展 尾世川正明絵画作品展 2018年⒒月 日本橋 ちばぎんひまわりギャラリー

脚注

1. ^ 富田砕花賞応募詩集数及び受賞詩集 (PDF) - 芦屋市