小林 嘉文（こばやし よしふみ、1960年〈昭和35年〉8月29日[1] - ）は、日本の政治家。岡山県笠岡市長（2期）。
来歴
岡山県立笠岡高等学校、明治大学商学部卒業。上海の復旦大学国際経済学部修了。ハーバード大学経営大学院TGMP修了[2]。
伊藤忠商事入社。その後、海苔の製造販売を営む小林産業株式会社[3]の代表取締役を務めた。
2016年（平成28年）4月17日に行われた笠岡市長選挙に出馬。現職の三島紀元を破り初当選した[4]。選挙の結果は以下のとおり。
※当日有権者数：42,422人 最終投票率：66.52%（前回比：-2.17pts）
2020年（令和2年）、元市議の大本益之ら2候補を破り再選。
人物・騒動
- 2016年（平成28年）8月7日、公務後笠岡市に戻る際、山陽道を走行中後部座席にてシートベルトを着用せず岡山県警高速隊に摘発された[5]。
- 2018年（平成30年）7月9日、西日本豪雨で被災者の自主避難所となっていた笠岡市内の公民館を視察した。その際、 簡易ベッドに横になってピースサインを出す写真を市職員に撮らせ、自身のフェイスブックに掲載していたことが、「被災した市のトップとして不適切」として市議会から批判を受けた[要出典]。
- 同年9月8日、市立市民病院の医療費滞納者の自宅を病院職員とともに戸別訪問した。その際、自身が滞納者宅のドアノブに手を掛けた写真を職員に撮影させ、翌9日それらの写真を自身のフェイスブックに投稿。知人の弁護士や別の病院職員から「個人が特定されるおそれがある」との指摘を受け、10日に写真を削除した[要出典]。
- 2021年（令和3年）8月、世界平和統一家庭連合（旧統一教会）の関連団体のイベントが笠岡市内で開かれた際、小林は、公費である市長交際費を使い、団体側への「激励金」として5千円を支出した。支出先は統一教会の関連団体が主催するサイクリングイベント「ピースロード in OKAYAMA」の実行委員会であった[6]。
- 2022年（令和4年）7月9日、出張で滞在していた東京都内で、「ピースロード」のTシャツを着た写真をフェイスブックに投稿した。投稿日は安倍晋三元が銃撃され死亡した翌日で、弔意を表すコメントとともに載せていた。同年7月29日、市議会全員協議会で市議が指摘して発覚。小林は「教団と関係のある団体とは知らなかった」と釈明し、Ｔシャツ姿の写真を削除した[7][8]。
政策・主張
脚注
- ^ 『全国歴代知事・市長総覧』日外アソシエーツ、2022年、335頁。
- ^ 市長プロフィール - 笠岡市ホームページ
- ^ 味付け海苔・焼き海苔を自社製造・工場直販する小林産業株式会社
- ^ “笠岡市長選 小林嘉文氏が初当選”. 瀬戸内海放送. (2016年4月18日) 2016年7月18日閲覧。
- ^ “笠岡市長、シートベルトせず 運転の職員検挙”. 毎日新聞 (2016年9月8日). 2022年7月29日閲覧。
- ^ “旧統一教会関連団体に「激励金」 笠岡市長、公費で５千円”. 山陽新聞 (2022年8月2日). 2022年8月3日閲覧。
- ^ “旧統一教会関連のＴシャツ姿投稿 笠岡市長ＳＮＳ、銃撃事件翌日”. 山陽新聞 (2022年7月30日). 2022年7月30日閲覧。
- ^ “笠岡市長、旧統一教会関連のTシャツ姿FB掲載 安倍元首相追悼文に添える”. 中國新聞 (2022年7月29日). 2022年7月30日閲覧。
- ^ “新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止に向けての笠岡市長から市民の皆様へのメッセージ”. 笠岡市役所 (2020年5月21日). 2020年6月1日閲覧。
外部リンク
- 小林よしふみ後援会[]
- Yoshifumi Kobayashi (yoshifumi.kobayashi.108) - Facebook
- 市長の部屋 - 笠岡市ホームページ