小与島(こよしま)は香川県坂出市にある島である。もともとは島全体が花崗岩でできた小高い山だったが砕石によって削り取られ、現在は採掘場後に水がたまってできた池が多数ある。
概要
与島の東隣、与島塩浜港から東約1.5Kmの海上に位置する。[2]
古くから周辺の島々と同様に「(与島石)」の採石が盛んで昭和の最盛期には人口約190人を数えたが、資源の枯渇により採石場が閉鎖されほとんどの住民は島外に出ていき2020年時点で1世帯が住んでいる[3]。電気および水道は、瀬戸大橋に添架された送電線、送水管から隣接する与島を経由して供給されている[4]。
観光
瀬戸大橋開通直後には一大観光ブームとなり本州・四国の本土と陸路で接続された与島には年間774万人の観光客を集め、対岸にあたる本島も島ごとレジャーランドにする構想が上がり高級リゾートホテル「ホテルアクア小与島」が開業したが、経営難により数年で閉鎖された。現在も取り壊されず廃墟が現存する。
かつては、小与島にて営業していた民宿により、隣接する与島との間を結ぶ定期船が運航されていたが2006年に廃止されている[4]。与島と小与島間をロープウェイで結ぶ構想もあった。
交通
定期航路はない。児島港・坂出港・丸亀港などからチャーター船の利用が必要となる[4]。
脚注
関連項目
外部リンク
- 離島統計情報|さぬき 瀬戸しまネッ島
- 人と自然の造形美の島(小与島)|さぬき 瀬戸しまネッ島