富士見丘女子短期大学(ふじみがおかじょしたんきだいがく、英語: Fujimigaoka Women's Junior College[2])は、静岡県三島市初音669 [1]に本部を置いていた日本の私立大学である。1965年に設置され、2009年に廃止された。大学の略称は富短大。学生募集は1968年度まで、経営上のトラブルから1969年度より学生募集を停止。1970年あたりから休校[3]状態で廃校とはみなされておらず、すでにキャンパスがないにも拘らず40年近く「休校中」となっていたが[4]、2009年3月31日ついに廃校となった[5]。
概要
大学全体
- 富士見丘女子短期大学は学校法人富士見丘学園により1965年に設置された日本の私立短期大学。静岡県三島市内にキャンパスを置いていた。2学科4専攻を擁しており、入学定員は文科で100、家政科で100となっていた。
教育および研究
- 富士見丘女子短期大学における教育は、設置されていた学科からもわかるように国文・英文からなる文科、家政・食物栄養からなる家政科と、旧来の女子短大によくある専門教育が行われていた。
学風および特色
- 富士見丘女子短期大学は学校法人沼津北学園の学園長であった小野正實により、好環境のもとで女子の総合教育を行うことをねらいに設置されたものとなっている。
沿革
基礎データ
所在地
- 静岡県三島市初音669[1]
象徴
教育および研究
組織
学科
- 文科
- 国文専攻
- 英文専攻
- 家政科
- 家政専攻
- 食物栄養専攻
専攻科
- なし
別科
- なし
取得資格について
大学関係者と組織
大学関係者一覧
大学関係者
歴代学長
施設
キャンパス
- 当時キャンパスまでは、国鉄東海道本線三島駅から「元箱根行き」バスを利用することになっていた。ちなみに、短大の前には「富士見丘女子短大前」と表記されたバス停留所があった[9]。
- キャンパスは富士山と駿河湾を眺望できる箱根山の中腹あたりに設置されていた。
寮
- 学内に設置されていた[9]。
社会との関わり
卒業後の進路について
就職について
- 一般企業の社員または栄養士として勤務した人が多いものとなっていた。
附属学校
- (富士見丘女子短期大学附属中学校・高等学校)[7]。
脚注
- ^ a b 住居表示変更が成されているため、この住所は現存しない。ただ、同市内に「初音台」という地名は存在することから、この地名に変更されたのではないかと思われる。1996年度の『全国学校総覧』(76頁より)では、同短大の所在地を「沼津市筒井町5-14 おがわビル2F」として表記されているが、その前後の同書では旧来通り「三島市初音669」として表記されている。ちなみに、沼津市にある「おがわビル」とは有限会社「おがわ」のものとなっており、国道1号沼津バイパス東熊堂交差点より南に位置し、地図上ではJR御殿場線大岡駅周辺となっているが、同駅からは徒歩で26分程度の距離がある。
- ^ https://ci.nii.ac.jp/naid/110001112886より
- ^ a b 『昭和62年度全国短期大学高等専門学校一覧』(文部省高等教育局技術教育課監修)165頁より
- ^ 実際のところ、名目上はしばらくの間募集停止していたものの募集を再開する旨のお知らせが『全国短期大学受験案内 昭和50年度受験用』306頁にある。しかし、実現には至らず結局は事実上廃止となっていた。
- ^ a b 『平成23年度 全国短期大学高等専門学校一覧』275頁
- ^ a b c 『全国学校総覧 昭和41年度版』32頁
- ^ a b 『全国短期大学受験案内 昭和50年度受験用』306頁より
- ^ 以下、事実上は廃校になっているのにも関わらず在籍していた学長名を参考までに表記しておく。
- ^ a b 1970年度版『(全国短期大学受験要覧)』(廣潤社)148頁より。
参考文献
関連項目
外部リンク
- 衆議院会議録情報 第063回国会 法務委員会 第25号
- 第66回国会 参議院 決算委員会 閉会後第1号 昭和46年9月28日