概要
第20回ぴあフィルムフェスティバルスカラシップ作品[1]であり、2011年第61回ベルリン国際映画祭フォーラム部門で正式上映された[1][2]。 UNI JAPAN日本映画データベースによれば「痛烈な家族ドラマ」と[1]、またキネマ旬報映画データベース(KINENOTE)によれば「崩壊の予兆のある家族の微妙な関係を優しく静かに描き出す」と紹介されている[3]。
あらすじ
東京の郊外に、念願のマイホーム住居を構えた橋本家[3]。しかし、橋本家は一見すると幸福な家族に見えたが、内情は家庭崩壊寸前だった[1]。
専業主婦である橋本路子(南果歩)はマイホームと同時に幸せも手に入れたと信じていた[3]。だが、失職寸前の夫[3]、橋本健一(田口トモロヲ)とは会話することもなく[1]、また就職浪人中の息子[1]、橋本宏明(郭智博)はアルバイト先と自室の間を往復するのみで[3]、路子は虚無感を覚えるようになっていた[1]。