実録女師遊廓信太山エレジー

『実録女師遊廓信太山エレジー』（じつろくじょしゆうかくしのだやまエレジー）は、日本の元弁護士・山之内幸夫による書籍。1998年に双葉社から発刊された。ISBN (978-4575233407)。大阪の遊廓を舞台に、そこの娼婦を利用する男「女師」が下働きから経営者に上り詰める様を描いた、小説の要素を含むノンフィクション、ルポルタージュである。

2005年にこれを原作とする映画『濡れた赫い糸』が公開された。また、劇団ストレイドッグが1999年からこれを原作とする舞台『悲しき天使』を上演、その後何度も再演を重ね、2020年に同名の映画が公開された。

濡れた赫い糸

最初の映画化作品『濡れた赫い糸』（ぬれたあかいいと）は、2005年に公開された。監督は望月六郎、脚本は石川均。主演は北村一輝。「忍山」という架空の花街を舞台に、北村が演じる青年・茂と高岡早紀が演じる遊女・一美の恋と、ふたりを追う人間たちの物語を描く。

舞台版の初演は1999年^[1]。ストレイドッグ主宰の森岡利行の脚本・演出作品である。

後述の映画を含め、大阪の遊廓を舞台に、遊女の一美とそこに流れ着いて彼女らの世話役になった男・茂の恋と、ふたりを取りまく人間たちを描く。ヒロイン・一美を以下の女優らが演じた。

悲しき天使
監督	森岡利行
脚本	森岡利行
出演者	和田瞳水野勝川上奈々美森田亜紀重松隆志三浦浩一木下ほうか
音楽	Les.R-Yuka
製作会社	キングレコード
配給	キングレコード
公開	2020年 8月7日
上映時間	91分
製作国	日本
言語	日本語
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映画版『悲しき天使』（かなしきてんし）は2020年 8月7日に公開。当初は4月公開予定であったが^[6]、コロナ禍によって公開延期が続いた。舞台版の作者である森岡利行が監督・脚本を務めた。一美役の和田瞳は本作が映画初主演となる^[6]^[7]^[8]。

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^ “『悲しき天使2010』千秋楽！”. 森岡利行オフィシャルブログ (2010年2月28日). 2021年9月8日閲覧。
^ “"STRAYDOG"spirit's 悲しき天使”. CoRich 舞台芸術 (2010年). 2021年9月8日閲覧。
^ “悲しき天使”. ストレイドッグプロモーション (2012年). 2021年9月8日閲覧。
^ “大阪の遊郭描く、片山萌美初主演作「悲しき天使」に河合龍之介ら”. ステージナタリー (2016年9月15日). 2021年9月8日閲覧。
^ “遊郭に渦巻く情念の荒波、“STRAYDOG”「悲しき天使」ヒロインは山崎真実”. ステージナタリー (2019年10月23日). 2021年9月8日閲覧。
^ ^a ^b “和田瞳、初主演映画「悲しき天使」で大胆ヌードに初挑戦「私にとってたくさんの初めてがつまった作品」”. Webザテレビジョン (2020年3月13日). 2021年9月8日閲覧。
^ “和田瞳さんインタビュー！映画『悲しき天使』”. 映画ログプラス (2020年4月30日). 2021年9月8日閲覧。
^ “Vol.941 女優和田瞳（映画『悲しき天使』について）”. OKWAVE Stars (2020年8月4日). 2021年9月8日閲覧。

濡れた赫い糸

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