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安芸戸島駅(あきとしまえき)は、かつて広島県安芸高田市向原町戸島にあった、鉄道省(現・西日本旅客鉄道(JR西日本))芸備線の簡易停留場(廃駅)である。
歴史
1929年(昭和4年)に、芸備鉄道が旅客確保のためにガソリンカーの運行を開始し、このガソリンカー専用の駅として、1930年(昭和5年)4月25日に戸島停留場(としまていりゅうじょう)が設置された[1]。1937年(昭和12年)に芸備鉄道が国有化[2]され国鉄芸備線になったことに伴い、安芸戸島駅に改称された[3]。1941年(昭和16年)8月10日、太平洋戦争によるガソリンカーの運行廃止に伴い当駅も営業休止(事実上の廃止)となった。
現在は、当駅を思わせるような形跡はなく、2015年(平成27年)の芸備線100周年を記念に、近隣の人により地ヶ原踏切に当駅があったことを示す看板が設置されている。