経歴
アマチュアボクシング
父親は日本人、母親はカナダ人[1]。少林寺拳法をやっていた父親の影響で幼少期から極真空手を始め[2]、数々の大会でタイトルを獲得した。
その後ボクシングを始め、全国U-15ジュニアボクシング大会を2連覇した。
興國高等学校に進学、国体で2度、インターハイで2度、全国選抜で2度優勝を果たしてボクシングで高校6冠を達成した。
2018年8月、AIBA世界ユース選手権で銅メダルを獲得した[3]。
総合格闘技
高校卒業後、東京農業大学へ進学。総合格闘技が元々好きで、格闘技好きの父親と総合格闘技をよく見ていた。その後19歳でアマチュアボクシングの東京オリンピック選考会の準決勝まで勝ち進むもオリンピックには出られないため、「ボクシングに未練は無い。自分の持ち味を活かして好きな総合格闘技をやろう」と考え、LDH martial artsの総合格闘技部門の所属選手契約を勝ち取るオーディション企画に参加[2]。その模様は番組『格闘DREAMERS』としてABEMAで放送され、最終審査となった試合では日高健太郎を破り所属契約を勝ち取った[4][5][6]。
2021年9月20日、修斗でプロデビュー戦を行いヨシ・イノウエにTKO勝ち。
2022年4月24日、POUNDSTORMで大尊伸光と対戦し、タックルからテイクダウンされて劣勢となり、0-3の判定負けを喫しプロ初黒星となった[7]。
2022年6月9日の(Road to UFC: Singapore)のトーナメント一回戦でアンシュル・ジュブリとの対戦が決まっていたが、水抜きでの減量中に脱水症状を起こし計量に参加できず欠場となった[8]。
2022年10月1日、自身のSNSでLDH martial artsから離脱しフリーとして活動していくことを発表した[9]。
RIZIN
2022年10月23日、RIZIN初出場となったRIZIN.39で佐々木信治と75kg契約で対戦し、3Rに右ストレートでダウンを奪った後パウンドで追撃してTKO勝ちを収めた[10]。
2022年12月31日、RIZIN.40で“ブラックパンサー”ベイノアと対戦し、1Rに左フックでKO勝ちを収めた[11]。
2023年4月1日、RIZIN.41でキム・ギョンピョと対戦し、1Rにリアネイキッドチョークで一本負けを喫した[12]。
人物
戦績
総合格闘技 戦績 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
8 試合 | (T)KO | 一本 | 判定 | その他 | 引き分け | 無効試合 |
6 勝 | 5 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 |
2 敗 | 0 | 1 | 1 | 0 |
勝敗 | 対戦相手 | 試合結果 | 大会名 | 開催年月日 |
× | キム・ギョンピョ | 1R 3:33 リアネイキッドチョーク | RIZIN.41 | 2023年4月1日 |
○ | “ブラックパンサー”ベイノア | 1R 0:45 KO(左フック) | RIZIN.40 | 2022年12月31日 |
○ | 佐々木信治 | 3R 2:33 TKO(右ストレート→パウンド) | RIZIN.39 | 2022年10月23日 |
× | 大尊伸光 | 5分3R終了 判定0-3 | POUNDSTORM | 2022年4月24日 |
○ | 菅原和政 | 1R 4:54 TKO(右フック) | プロフェッショナル修斗 2022 開幕戦 | 2022年1月16日 |
○ | 野村駿太 | 5分3R終了 判定3-0 | VTJ 2021 | 2021年11月6日 |
○ | ヨシ・イノウエ | 1R 4:14 TKO(左フック→パウンド) | プロフェッショナル修斗2021 Vol.6 | 2021年9月20日 |
○ | 日髙健太郎 | 2R 2:06 TKO(左フック) | 格闘DREAMERS | 2021年5月15日 |
獲得タイトル
- 空手
- 極真空手松井派国際親善空手道大会(世界ジュニア選手権)2位
- 新極真空手全日本ジュニア大会 2位
- 新空手全日本大会K-4グランプリ 3連覇
- 新空手ガオラカップ 4連覇
- 正道会館全日本ジュニア大会 優勝及びMVP
- 内田塾ジャパンゲーム(全日本ジュニア大会)2連覇
- 白蓮会館全関東ジュニア選手権 優勝
- アマチュアボクシング
- 全国U-15ジュニアボクシング大会 2連覇
- 全国高等学校ボクシング選抜大会 優勝(2017年、2018年)[13][14]
- 全国高等学校総合体育大会ボクシング競技大会 優勝(2017年、2018年)[15][16]
- 国民体育大会ボクシング競技 優勝(2017年、2018年)[17][18]
- 世界ユースボクシング選手権 3位
脚注
- ^ “ミライ☆モンスター 2017/10/29(日)11:15 の放送内容 ページ1”. TVでた蔵. 2022年2月8日閲覧。
- ^ a b c 【格闘DREAMERS】宇佐美正パトリック「世界最高峰を目指したいし、言うだけで終わりたくない」 ゴング格闘技 2021年5月15日
- ^ 2018 AIBA世界ユース選手権大会 日本ボクシング連盟 2018年8月29日
- ^ 中村倫也と宇佐美正パトリックがLDH“所属”に…白濱亜嵐も「誇らしいよ」と語る格闘技への“ガチ度”とは? NumberWeb 2021年5月24日
- ^ ボクシング高校“6冠” 宇佐美正パトリック、拳で切り拓く激変人生「父に世界一のベルトを」 ABEMA格闘TIMES 2021年5月16日
- ^ 格闘オーディション番組『格闘DREAMERS』熾烈な最終試合を経てついに LDH所属格闘家が決定! Astage 2021年5月16日
- ^ 【POUND STORM】中村倫也がカエタノに判定勝ち「絶対にUFCのトップに立てる」、大尊が宇佐美正に判定勝ち、河名が修斗世界1位の山本に勝利、齋藤が風間を必然の跳びヒザTKO! 岩﨑が三上に判定勝ち、狩野が一本勝ち GONG格闘技 2022年4月24日
- ^ 【UFC】ライト級の宇佐美正パトリックが減量失敗による欠場=6.9-10『ROAD TO UFC』GONG格闘技 2022年6月9日
- ^ [1]宇佐美 正パトリック 2022年10月1日
- ^ 【RIZIN】クレベル・コイケが予告通りの三角絞めでフェザー級王者に! スダリオが国際戦でTKO勝ち、矢地が連敗脱出、武田が横綱相撲で一本勝ち、宇佐美が佐々木をTKO、阿部が判定勝ち、梅野が秒殺KOでタイトル新設アピール、中原が初回TKO勝ち=速報中 ゴング格闘技 2022年10月23日
- ^ 【RIZIN】サトシもAJに判定負け、クレベル連勝が「7」でストップ、パトリシオ、堀口、アーチュレッタ、ラバダノフが判定勝ちでBellatorが5連勝! 女子GP決勝・伊澤がパク・シウとの接戦制しGP優勝、井上が瀧澤に完勝、平本は梅野からダウン奪うドロー ゴング格闘技 2022年12月31日
- ^ 【RIZIN】芦澤が皇治にスプリット判定勝ち。ケラモフが堀江に一本勝ち、K太郎がストラッサー下し放送事故級マイク、神龍が北方を失神フィニッシュ、萩原が判定でアグォン越え、石司が金太郎に判定勝ち、マメドフが中村を秒殺KO!=速報中 ゴング格闘技 2023年4月1日
- ^ 第28回全国選抜大会男子ウェルター級王者 rscproducts公式 2017年3月24日
- ^ パトちゃんも4冠目 rscproducts公式 2018年3月23日
- ^ 〜平成29年度 全国高等学校総合体育大会〜 学校法人 興國学園 興國高等学校 2017年8月11日
- ^ 全国高等学校総合体育大会全国高等学校ボクシング選手権大会 学校法人 興國学園 興國高等学校 2018年8月16日
- ^ 愛媛国体で優勝することが出来ました。 宇佐美正パトリック 2017年10月9日
- ^ 国体閉幕 宇佐美正パトリックが高校6冠獲得 ボクシングニュース 2018年10月8日
関連項目
外部リンク
- RIZIN 選手データ
- 修斗 選手データ
- LDH martial arts 選手データ
- 宇佐美正パトリックの戦績 - SHERDOG(英語)