宇久 純定（うく すみさだ）は、戦国時代から安土桃山時代にかけての武将・大名。肥前国(江川城)主。
| 時代 | 戦国時代 - 安土桃山時代 |
|---|---|
| 生誕 | 不明 |
| 死没 | 天正14年10月29日（1586年12月9日） |
| 霊名 | ルイス |
| 官位 | 淡路守、左衛門尉 |
| 氏族 | 宇久氏 |
| 父母 | 父：(宇久盛定) |
| 兄弟 | 純定、(盛重) |
| 子 | (民部)、純尭、(松尾尭周)室、(有川七左衛門)室、(大久保式部)室、(五島定実)、五島玄雅 |
宇久氏は伊勢平氏の平清盛の弟・家盛あるいは清和源氏の武田有義の子・(武田信弘)の末裔とされる。肥前松浦郡宇久島から興り、戦国時代には五島列島全域を掌握していった。
天文18年（1549年）、父・(宇久盛定)死後に家督を継いだ。翌天文19年（1550年）、五島を構成する一島の奈留島領主・(奈留盛信)が松浦氏に通じたため討伐した。
純定はポルトガル宣教師ルイス・デ・アルメイダに熱病を治療してもらった縁で、永禄9年（1566年）にアルメイダやロレンソ了斎を招いて島民にキリスト教を布教させたり、教会に寄付するなど布教活動を援助した。また、同年に(城山城)を築城する。永禄11年（1568年）、室と共に入信しキリシタンとなる。