大阪星光学院中学校・高等学校(おおさかせいこうがくいんちゅうがっこう・こうとうがっこう、英称:Osaka Seiko Gakuin Junior/Senior High school)は、大阪府大阪市天王寺区伶人町にある、中高一貫教育を提供する私立男子中学校・高等学校。
大阪星光学院中学校・高等学校 | |
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北緯34度39分24.5秒 東経135度30分44.6秒 / 北緯34.656806度 東経135.512389度座標: 北緯34度39分24.5秒 東経135度30分44.6秒 / 北緯34.656806度 東経135.512389度 | |
国公私立の別 | 私立学校 |
設置者 | 学校法人大阪星光学院 |
校訓 | 世の光であれ |
設立年月日 | 1950年 |
創立記念日 | 5月24日 |
創立者 | マルジャリア神父 |
共学・別学 | 男女別学(男子校) |
中高一貫教育 | 準完全一貫制 |
課程 | (全日制課程) |
単位制・学年制 | 学年制 |
設置学科 | 普通科 |
学期 | 3学期制 |
学校コード | C127310000087 (中学校) D127310000138 (高等学校) |
高校コード | 27531A |
所在地 | 〒543-0061 |
外部リンク | 大阪星光学院中学校・高等学校 |
(ウィキポータル 教育) ウィキプロジェクト 学校 |
高等学校においては、中学校から入学した内部進学の生徒と高等学校から入学した外部進学の生徒との間において、第1学年から混合してクラスを編成する(併設混合型中高一貫校)である。
概要
1950年5月24日、サレジオ会により創立。男子校である。「世の光であれ」を校是とし、大学進学に向けた学力だけでなく一人一人が他者に目を向け、支えることができる人間を育成している。学校長は初代から現在10代目に至るまで全員神父である。
所在する大阪市天王寺区伶人町は名所・旧跡といった歴史にゆかりのある建造物が多く、校舎の北側には勝鬘院(愛染堂)、谷町筋のはす向かいには四天王寺がある。
校内には松尾芭蕉・与謝蕪村も訪れた浮瀬亭が俳跡「蕉蕪園」として残っている。
創立以来フィールドホッケー部が強く、1957年と1958年に国体で優勝、2000年代でも2007年、2009年にインターハイ出場を果たしている。
長い間、高校入試も行っていたが、2015年度は中3がすでに200人を越え、また募集の効率の悪さから中止。2016年度から再び募集を実施している。高等学校からの入学者である「外進生」の比率は少ない[1][2]。
大阪星光学院には複数の学内外施設がある。まず、学内には聖トマス小崎研修館がある。中学1年時には1週間ここで全員参加の合宿が行われ、ここから学校に通う。また、長期休暇にクラブの合宿などに使われる。阪神・淡路大震災時には家の全半壊した生徒が緊急に利用したこともあった。また、学外施設として和歌山県に南部(みなべ)学舎を、長野県に黒姫山荘をそれぞれ有しており、勉強や登山・スキー合宿が積極的に行われている。
太平洋に面する南部学舎ではかつて遠泳が行われていたが、サメやクラゲが観測されるなど安全性が確保しにくくなったため、現在は行われていない。しかし生物科の授業では磯での実習を行うことが通例である。
2006年春より校舎建て替え工事が行われ、2007年8月に中学棟は4階建て、高校棟は6階建ての第一期新校舎(聖トマス小崎研修館・体育館・実験室・食堂含む)が完成した。また、2008年の12月に第二期新校舎(聖堂・職員室・柔道場・剣道場など)が完成した。
沿革
- 1950年 - 大阪星光学院創立。初代校長にマルジャリア神父が就任。
- 1957年 - 国民体育大会高校の部ホッケー優勝。
- 1958年 - 講堂・修道院落成。校歌「星のしるべ」制定。国民体育大会高校の部ホッケー優勝。
- 1959年 - 第22回全国高等学校ホッケー選手権大会優勝。
- 1960年 - 第23回全国高等学校ホッケー選手権大会優勝。
- 1968年 - トーマス小崎研修館、黒姫星光山荘の落成。以降、星光山荘での夏期・冬期行事始まる。
- 1973年 - 南部(みなべ)学舎落成。翌年より南部特別授業始まる。
- 1982年 - 蕉蕪園整備。
- 1983年 - 蕉蕪園完成。
- 2007年 - 新校舎第一期工事完成。
- 2008年 - 新校舎第二期工事完成。
城星学園小学校からの特別選抜制度
大阪星光学院は、同じ創立者ヨハネ・ボスコの城星学園小学校2016年11月1日連携協力し、2018年度中学入学生より城星学園小学校から大阪星光学院中学校への特別選抜制度を設けている[3]。
出身者
- 内藤剛志 - 俳優
- 林裕章 - 吉本興業元社長・会長
- ピストジャム - 吉本興業所属のお笑い芸人
- 後藤圭二 - 21期、吹田市長
- 島田智明 - 33期、河内長野市長
- 松川正毅 - 16期、大阪大学名誉教授
- 長安豊 - 32期、元(衆議院議員)
- 和田雅樹 - 25期、函館地検検事正、法務省入国管理局長、最高検察庁公判部長、公安調査庁長官
- 稲見哲男 - 元衆議院議員
- 田中公平 - 17期、作曲家
- 谷本寛治 - 19期、一橋大学名誉教授、早稲田大学教授
- 山田純 - 24期、芝浦工業大学学長、日本熱物性学会会長
- 船津圭三 - 探検家
- 丸山博雄 - 毎日放送プロデューサー
- 菅沼尚宏(アユカワタカヲ) - 30期、元ニッポン放送プロデューサー、ディレクター、演出家、不動産投資家
- 名越康文 - 精神科医
- 樋口亮介 - 43期、東京大学大学院法学政治学研究科教授
- 鴋澤歩 - 30期、大阪大学大学院経済学研究科教授
- 小松純也 - 30期、 フジテレビジョン元バラエティー制作センター部長、共同テレビジョン元第2制作部長
- 黒瀬珂瀾 - 歌人
- 源石和輝 - 東海ラジオアナウンサー
- 中島英彰 - 27期、気象学者、国立環境研究所主席研究員、東北大学客員教授
- 魚谷雅彦 - 18期、資生堂社長、日本コカ・コーラ元会長
- 真田哲弥 - 28期、KLab創業者・元会長兼社長、元リョーマ社長、元サイバード副社長
- 西山裕之 - 28期、GMOインターネットグループCOO、元まぐクリック社長、元リョーマ社長
- 白石太一郎 - 2期、歴史学者、前奈良大学教授、国立歴史民俗博物館名誉教授、大阪府立近つ飛鳥博物館館長
- 福原伸治 - 28期、BuzzFeed Japan動画統括部長、元フジテレビ報道局チーフクリエーター
- オオエタツヤ (CAPTAIN FUNK) - 音楽プロデューサー、DJ、Model Electronic Inc.社長
- JORI(奥田しんじ) - 36期、フリーアナウンサー、ローカルタレント
- 前山田健一(ヒャダイン)、44期、作詞・作曲家
- 上原哲太郎 - 31期、立命館大学情報理工学部教授
- 舩橋淳 - 映画監督
- 多根清史 - 31期、フリーライター、ゲーム評論家
- 金谷俊一郎 - 31期、歴史コメンテーター
- 安克昌 - 精神科医
- 小川大介 - 教育者、中学受験個別指導教室創設者
アクセス
- Osaka Metro谷町線四天王寺前夕陽ヶ丘駅 徒歩2分
- JR・Osaka Metro天王寺駅 徒歩10分
脚注
- ^ 『平成12年度版 全国注目の中高一貫校』(学習研究社、1999年8月発行)の「要注意! この学校には高校から入れない!!」のp.68の表のうち「1999年の募集人員が少なかった私立高校の例」によれば、「高1生の在籍生のうち外進生比率が20%以下の主な学校」には大阪星光学院が準完全中高一貫校として分類されている。
- ^ 大阪府のホームページ内に大阪府教育庁私学課小中高振興グループが制作し、公開している「私立小学校・中学校・高等学校・中等教育学校の情報」の「データで見る私立高校」にある「私立高校別入学者選抜結果(学校別の募集人員・志願者数・合格者数・競争倍率)」によると、募集人員は、平成28年度は21人、平成29年度は16人、平成30年度は23人、令和元年度は24人、令和2年度は3人である(2021年12月20日確認)。
- ^ 大阪星光学院との連携 城星学園
関連項目
外部リンク
- 大阪星光学院中学校・高等学校