『女と刀』(おんなとかたな)は、TBS系列の「木下恵介アワー」(当時:日産自動車一社提供)の第1弾で、1967年に放送されたテレビドラマ。第5回ギャラクシー賞、第1回期間選奨受賞作品。優秀映画鑑賞会推薦。日本視聴者会議推薦。
概要
鹿児島在住の作家(中村きい子)の原作を木下恵介、山田太一が脚色したドラマ。封建色の強い鹿児島という風土に生まれ、明治・大正・昭和の3代にわたる80余年の生涯をひたすら新しい女の人生を目指し、士族の血を誇りに生き抜いた女の激しい一生を描く。
原作
原作の『女と刀』は薩摩藩士の娘である母をモデルにした小説で、1964年から翌年まで『思想の科学』に連載され、その後光文社から単行本として、講談社から文庫本として刊行された。1966年に第7回田村俊子賞受賞。自分のつれあいを刀のひとふりの重さもない男と見限って70歳で離婚した没落士族の娘の一代記。
放送データ
キャスト
伊原家
- フキ:中原ひとみ
- フキの子供時代:(川上敦子)
- 伊原兵衛門:大塚国夫
- 紀一:(長谷川浩)
- 紀一(十四才):池田秀一
- 公紀:小坂一也
- 紀乃:岸久美子
- 成:亀井光代
- 成(十三才):(中村春美)
- タツヨ:春川ますみ
権領司家
矢倉板家
その他の出演者
- 天龍金之助:江原真二郎
- 草壁三次郎:浜田寅彦
- 加古井:山口崇
- 松永:成瀬昌彦
- 兄:森塚敏
- 佐々木:三島耕
- 母:町田博子
- 妻サダ:大塚君代
- 八重:阪口美奈子
- 作造:寄山弘
- 桑田光之助:(加藤恒喜)
- 桑田光衛門:神田正夫
- 姑:辻伊万里
- 弥一郎:(石坂博)、(田中晋二)
- アキ:三崎千恵子
- 長老鶴晃:嵯峨善兵
- 遠藤:(荒瀬友孝)
- 村田:(高木信夫)
- 島田:(島伸行)
- 一寸虫先生:芦屋小雁
- 付人勉三:(中田耕二)
- 作十郎:今福正雄
- 剛:(宮下捷)
- 光本正人:(西川宏)
- シゲノ:岡村文子
- ミツ:井川邦子
- 正夫:津坂匡章
- 天龍の子分:(南泰介)
- 兵衛門の愛人:原知佐子
- 種子田の妻:浅茅しのぶ
- 百姓:(山本幸栄)
- 二歳頭:(坪井洋二)
- 二歳:(篠原靖夫)、(国光正人)
- なぐれ者:(川島照満)、(中川秀人)
- 下男:(竹田法一)
- 下女:谷よしの、(後藤泰子)、村上記代
- 仲居:(秋田のり子)
- やくざ:(滝佐太郎)
- 駐在:山崎直衛
- 森の男:益富信孝
- ザイの者:(隼信吉)
- 村の娘:(出口玉枝)
- 老女中:(本橋和子)
- 老女:原ひさ子
- 隣の女:(成田光子)
- 女:(水木涼子)、(山辺潤子)、(秩父明子)
- 同僚:(松原直)
- 家主の老婆:(井上千枝子)
- 刑事:館敬介
- 駅長:稲川善一
- 校長:浜村純
- 和尚:左卜全
- 村人:大矢兼臣
- 仲人:高橋正夫
- 村の女:志賀真津子、(戸川美子)、(光映子)
- 農家の女:(磯野千鳥)
- 燗ききの男:長浜藤夫、(土田桂司)
- 祈祷師:松村彦次郎
- 老年の教師:飯田覚三
- おばさん:(山田千枝)
- 郵便局の老人:(森乃五郎)
- 役場の人:(草柳種雄)
- 老婆:青山万里子
- 使いの男:杉田俊也
- 親族:高杉哲平
** ほか
- ナレーター(フキの声):中原ひとみ
スタッフ
- 企画:木下恵介
- 原作:中村きい子
- 脚本:木下恵介、山田太一
- 演出:川頭義郎、中川晴之助、(中新井和夫)
- 音楽:木下忠司
- プロデューサー:(小梶正治)
- 制作:松竹、木下恵介プロダクション、TBS
外部リンク
- 木下恵介アワー 女と刀〔1〕 - 放送ライブラリー
- 女と刀 - テレビドラマデータベース
- 木下恵介シリーズ『女と刀』 - チバテレ
TBS 木下恵介アワー | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
(なし) | 女と刀 (1967.4.18 - 1967.10.10) | もがり笛 (1967.10.17 - 1968.1.9) |
TBS 火曜21:00 - 21:30 | ||
女と刀 (1967.4.18 - 1967.10.10) | もがり笛 (1967.10.17 - 1968.1.9) |