天然 浄祐(てんねん じょうゆう、1442年(嘉吉2年) - 1506年(永正3年))は、室町時代の浄土宗及び浄土真宗の僧[1]。
生涯
1442年(嘉吉2年)、周防国山口(現在の山口県山口市)で生まれる。初め、長門国長府(現在の山口県下関市)で禅宗を修めたが、上京して浄土宗を学び、周防、長門、豊前、豊後で布教した[2]。1476年(文明8年)、豊後国大分郡高田庄別保村(現在の大分県大分市別保)の弟子に乞われ、同地に(浄土宗鎮西派)[3]の専想寺を開いた(ただし、最澄によって創建された後、寂れていた寺を再興したという説もある[4])。
その後、1482年(文明14年)に上京し、蓮如に帰依して浄土真宗に改宗。1484年(文明16年)に豊後国に戻ると、専想寺を拠点として周防、長門、豊前、豊後で布教を行った。このため、専想寺は九州最古の浄土真宗の寺院とされる[1][5]。1496年(明応5年)には、弟子を連れて再び京都を訪れ、蓮如から(名号)百幅を授かったという[2]。
脚注
外部リンク
- 専想寺 天然と浄土真宗の広がり - 大分歴史事典
- 天然塚公園 | おおいた観光スポット検索 | 大分県の観光情報公式サイト (社)ツーリズムおおいた