大濠公園能楽堂(おおほりこうえんのうがくどう)は、福岡県福岡市中央区の大濠公園にある能楽堂である。大濠能楽堂[1]とも呼ばれる。
1986年3月31日竣工[2]、鉄筋コンクリート造地上1階・地下1階の構造で[2]、客席590席の能舞台を有する[2]。設計は、国立能楽堂(1983年竣工)も手掛けた大江宏[3]。福岡県の施設で、西日本新聞イベントサービスが県指定管理者となっている[4]。
能・狂言のほか、邦楽、筑紫舞などの舞踊、クラシックコンサート、ジャズライブ、演劇、寄席などの公演が行われる[2]。また、将棋の(タイトル戦)(王位戦)の対局にも用いられている[5]。特に近年では2020年(第61期)に当時の藤井聡太棋聖が王位のタイトルを獲得したことでも知られている[6]。
福岡市内の他の能舞台
- 住吉能楽堂(住吉神社(能楽殿))
- 森本能舞台
- 白金能楽堂
脚注
- ^ “大濠能楽堂・外観(2012)”. まるごと福岡・博多. 福岡市 (2020年1月8日). 2020年8月21日閲覧。
- ^ a b c d “能楽堂のご案内”. 大濠公園能楽堂. 2020年8月21日閲覧。
- ^ 松岡恭子 (2016年2月18日). “大江宏と大濠公園能楽堂”. 産経新聞社. 2020年8月21日閲覧。
- ^ “ご利用に関するお知らせ”. 大濠公園能楽堂 (2020年1月8日). 2020年8月21日閲覧。
- ^ “大濠公園能楽堂”. 王位戦中継Blog. 日本将棋連盟. 2020年8月21日閲覧。
- ^ “【詳報】藤井聡太棋聖が王位奪取 「望外、実力以上」”. 朝日新聞. (2020年8月20日)
外部リンク
- 大濠公園能楽堂