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夏葉社(なつはしゃ)は、島田潤一郎(しまだ じゅんいちろう、1976年 - )が2009年に一人で起業した[1]日本の出版社である。スローガンは「何度も、読み返される本を。」
沿革と概要
島田潤一郎がアルバイトや派遣社員をしながらヨーロッパやアフリカを放浪した後に、編集者としての勤務経験を持たないまま2009年に創業した[2]。出版第1号はバーナード・マラマッド『レンブラントの帽子』。出版点数のうちの多くが絶版となっていた名著の新装復刊である[3]。
出版第2号である(関口良雄)『昔日の客』をピース・又吉直樹が「ざっくりハイボール」(テレビ東京)など複数のメディアで紹介したことから脚光を浴びる[4]。
俗に「ひとり出版社」と呼ばれる事業のさきがけ的存在とも評される[5]。
主な発行書籍
脚注
- ^ 「あしたから出版社」(晶文社、2014.6)著者紹介より
- ^ 「誰かのための座右の書を」 設立10年、ひとり出版社「夏葉社」島田潤一郎の“仕事原論”(2019.12.17) - 産経新聞(2020.4.15閲覧)
- ^ 「エコノミスト」第93巻 第32号 通巻4409号〔特集〕よみがえる絶版本 インタビュー 島田潤一郎・夏葉社代表取締役。
- ^ ピース又吉の邂逅の書(2011.10.16) - てれびのスキマ(2020.4.15閲覧)
- ^ “ひとり出版社「夏葉社」の島田潤一郎さん 拙速の失敗を避け、自省を促すための3冊”. 好書好日|Good Life With Books (2020年4月1日). 2021年2月17日閲覧。 “2009年9月に33歳で夏葉社を起業し、ひとり出版社のさきがけ的存在に。”
- ^ 著者インタビュー 前川恒雄 『移動図書館ひまわり号』(2016.10.25) - 毎日新聞(2020.4.15閲覧)
参考文献
- 島田潤一郎. あしたから出版社. 晶文社(2014.6)
- 『古くてあたらしい仕事』(島田潤一郎著、新潮社、2019.11)
- 『“ひとり出版社”という働きかた』(西山雅子編、河出書房新社、2015.7)
外部リンク
- 夏葉社
- 夏葉社 (@natsuhasha) - Twitter