塩田津(しおたつ)は、佐賀県嬉野市塩田町にある街区。2005年(平成17年)12月27日に国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されている[1]。
塩田津
概要
白漆喰の壁が特徴の「居蔵家(いぐらや)」が軒を連ねる[2]。また、江戸時代の町割りや地割り、水路が残り、建造物と合わせて重要伝統的建造物群に選定される要因となった[3]。
2005年(平成17年)の重要伝統的建造物群保存地区選定の翌年から保存・修理事業が開始され[3]、景観地区としての整備が進められた。
歴史
江戸時代初期に長崎街道の宿場町「塩田宿」として整備される[2]。また「津」の名称に見られるとおり、川の港としての機能(有明海の大きい潮位差を利用した)を持ち、経済の結節点であった[4]。
1789年(寛政元年)に大火に見舞われ、その復興後に漆喰作りの「居蔵家」が広まった[4]。
脚注
- ^ 重要伝統的建造物群保存地区 嬉野市塩田津 - 佐賀トラベルサポート「どがんしたと」(2021年7月11日閲覧)
- ^ a b c d “居蔵造の町並み 塩田津”. peraichi.com. 塩田津町並み保存会. 2021年7月11日閲覧。
- ^ a b 嬉野市塩田津(佐賀県) (PDF) - 文化庁(文化財の紹介、嬉野市2020年5月1日作成資料)2021年7月11日閲覧。
- ^ a b 嬉野市塩田津 - 文化遺産オンライン(2021年7月11日閲覧)
座標: 北緯33度07分52.0秒 東経130度03分38.0秒 / 北緯33.131111度 東経130.060556度