堀井 哲也(ほりい てつや、1962年1月31日 - )は、社会人野球選手(外野手)・指導者。現在、慶應義塾体育会野球部監督。過去にJR東日本監督を務めた。
経歴
この節は(検証可能)な(参考文献や出典)が全く示されていないか、不十分です。(2014年5月) |
静岡県田方郡函南町出身[1]。静岡県立韮山高等学校入学後「打球が外野に飛ばなくなった」という理由で1年秋から左打ちに変更し、猛練習の末2年夏からレギュラーを獲得。慶應義塾大学では入学後に野球部の門を叩いたが、3年までは代打の2打席しかリーグ戦出場がなく、4年春の慶早3回戦で初のスタメン出場[2]。卒業後は三菱自動車川崎に入社したが、現役生活は4年と短かった。この間垣野多鶴監督に師事している。
現役引退後は1988年からコーチ・マネージャーを務め、1993年に三菱自動車岡崎の創部に伴って転籍した。1997年からは監督に就任、激戦の東海地区にあってチームをまたたく間に都市対抗野球・日本選手権の常連へと押し上げ、山口和男・岩下修一・竹原直隆などのプロ野球選手を育てた。
2004年シーズン途中で三菱自動車岡崎の野球部が活動停止となり、翌2005年からはJR東日本に移籍。ここでも寺内崇幸・田中広輔・田嶋大樹などをプロへ送り出している。
JR東日本では都市対抗野球大会で2005年は2回戦敗退、2006年はベスト4、2007年は準優勝と徐々にステップアップし、2011年は決勝で垣野率いるNTT東日本を破り、チームを初の頂点に導いた。
2019年12月より、大久保秀昭(JX-ENEOS監督に復帰)の後任として慶應義塾体育会野球部監督に就任[3]。15年間務めたJR東日本の後任監督は濵岡武明。 2021年には第70回全日本大学野球選手権記念大会で大学日本一に導いた。
輩出したNPB選手
通算して10年以上企業チームの指揮を執っており、多数の教え子がNPBチームからドラフト指名を受けた。
三菱自動車岡崎時代
- 谷佳知:外野手(1996年オリックス・ブルーウェーブドラフト2巡)
- 山口和男:投手(1999年オリックス・ブルーウェーブドラフト1巡)
- 岩下修一:投手(1999年オリックスドラフト4巡)
- 福川将和:捕手(2001年ヤクルトスワローズドラフト5巡)
- 竹原直隆:外野手 (2004年千葉ロッテマリーンズドラフト4巡)
- 齋藤俊雄:捕手(2004年横浜ベイスターズドラフト10巡)
- 菊地正法:投手(東邦ガス経由:2006年 大学生・社会人ドラフト4巡)
- 榊原諒:投手(関西国際大経由:2008年 ドラフト2巡)
- 森田丈武:内野手(香川オリーブガイナーズ経由:2008年 育成選手ドラフト1巡)
JR東日本時代
- 松井光介:投手(2005年ヤクルト大学生・社会人ドラフト3巡)
- 寺内崇幸:内野手(2006年読売ジャイアンツ大学生・社会人ドラフト6巡)
- 鈴木誠:投手(2006年巨人育成ドラフト1巡)
- 小林太志:投手(2007年横浜ベイスターズ大学生・社会人ドラフト1巡)
- 中尾敏浩:外野手(2007年ヤクルト大学生・社会人ドラフト5巡)
- 小杉陽太:投手(2008年横浜ドラフト5巡)
- 十亀剣:投手(2011年埼玉西武ライオンズドラフト1位)
- 縞田拓弥:内野手(2011年オリックスドラフト2位)
- 川端崇義:外野手(2011年オリックスドラフト9位)
- 戸田亮:投手(2012年オリックスドラフト6位)
- 吉田一将:投手(2013年オリックスドラフト1位)
- 田中広輔:内野手(2013年広島東洋カープドラフト3位)
- 阿知羅拓馬:投手(2013年中日ドラゴンズドラフト4位)
- 飯田哲矢:投手(2014年広島ドラフト6位)
- 坂寄晴一:投手(2014年オリックスドラフト6位)
- 西野真弘:内野手(2014年オリックスドラフト7位)
- 石岡諒太:内野手(2015年中日ドラフト6位)
- 関谷亮太:投手(2015年ロッテドラフト2位)
- 東條大樹:投手(2015年ロッテドラフト4位)
- 進藤拓也:投手(2016年DeNAドラフト8位)
- 田嶋大樹:投手(2017年オリックスドラフト1位)
- 板東湧梧:投手(2018年福岡ソフトバンクホークスドラフト4位)
- 太田龍:投手(2019年巨人ドラフト2位)
- 伊藤将司:投手(2020年阪神タイガースドラフト2位)
- 山田龍聖:投手 (2021年巨人ドラフト2位)
慶應義塾大学監督時代