坂本 幸男(さかもと ゆきお、のち改名して坂本日深(にちじん)、1899年(明治32年) - 1973年(昭和48年)2月10日)は、日蓮宗系の仏教学者、僧侶。
経歴
1899年、岡山県津島生まれ。日蓮宗不受不施派の家系。東京帝国大学文学部印度哲学科を卒業する。卒業後は東洋大学教授となる。1948年より立正大学仏教学部教授となり、翌1949年には学部長を務める。1954年、「(慧苑)の(華厳教学)の研究 特に教判論を中心として」を東北大学に提出して文学博士号を取得。身延山久遠寺第84世・(深見日円)の弟子となり日深と改名。1966年立正大学に法華経文化研究所を設立して所長となる。1968年、立正大学学長に就任。権大僧正。
家族・親族
- 祖父:(坂本真楽)(和平)。
著書
- 『華厳教学の研究』平楽寺書店、1956
- 『仏陀の智慧 華厳経講話』平楽寺書店、1956
- 『仏教の根本思想』大東急記念文庫 文化講座シリーズ、1959
- 『坂本幸男論文集』大東出版社、1980 - 1981
- 第1 阿毘達磨の研究
- 第2 大乗仏教の研究
- 第3 仏教論理と実践
編著
- 『法華経の思想と文化』編 平楽寺書店、1965
- 『法華経研究 4 法華経の中国的展開』編 平楽寺書店、1972
翻訳
参考文献
- 『坂本幸男論文集』第2巻解説
- 坂本日深文庫