坂本 光士郎（さかもと こうしろう、1994年9月9日 - ）は、広島県三次市出身[2]のプロ野球選手（投手）。左投左打。千葉ロッテマリーンズ所属。
経歴
プロ入り前
小学1年生で野球を始め、三次市立十日市中学校では軟式野球部に所属していた[3]。如水館高校2年時は第93回全国高等学校野球選手権大会に出場し、高校初の準々決勝に進出したが、関西高等学校に3-8で敗れた[4]。
日本文理大学では、4年時の春から主戦を務め、MVPも受賞した[3]。秋は明治神宮大会出場に導いた。
大学卒業後は新日鐵住金広畑に入団し、1年目から先発の柱となった[3]。2年目には日本選手権で好投、ベスト8に貢献して優秀選手となる[5]。
2018年10月25日に行われたプロ野球ドラフト会議で東京ヤクルトスワローズが5巡目で指名し[6]、契約金3,500万円、年俸900万円（金額は推定）で入団した[7]。背番号は26。
プロ入り後
2019年4月24日の読売ジャイアンツ戦でプロ初登板[8]。シーズン通算では9試合に登板し、防御率5.82、WHIP1.75を記録した[9]。
2020年は1試合の登板に終わり防御率12.00。
2021年は開幕を一軍で迎え、4月24日にはプロ初勝利を挙げた[10]。前半戦は貴重な左の中継ぎとしてブルペンを支えた。9月以降は調子を落とし田口麗斗にその座を譲ったが、自己最高の36試合に登板しチームのリーグ優勝に貢献した。
2022年7月29日に山本大貴との交換トレードにより、千葉ロッテマリーンズへ移籍した[11]。
選手としての特徴
詳細情報
年度別投手成績
| 年 度 | 球 団 | 登 板 | 先 発 | 完 投 | 完 封 | 無 四 球 | 勝 利 | 敗 戦 | セ 丨 ブ | ホ 丨 ル ド | 勝 率 | 打 者 | 投 球 回 | 被 安 打 | 被 本 塁 打 | 与 四 球 | 敬 遠 | 与 死 球 | 奪 三 振 | 暴 投 | ボ 丨 ク | 失 点 | 自 責 点 | 防 御 率 | W H I P |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2019 | ヤクルト | 19 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | ---- | 104 | 21.2 | 22 | 2 | 16 | 0 | 2 | 15 | 2 | 0 | 15 | 14 | 5.82 | 1.75 |
| 2020 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | ---- | 19 | 3.0 | 5 | 1 | 4 | 0 | 1 | 3 | 0 | 0 | 6 | 4 | 12.00 | 3.00 | |
| 2021 | 36 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 2 | 0 | 7 | .333 | 148 | 33.1 | 29 | 4 | 17 | 1 | 3 | 25 | 2 | 0 | 17 | 15 | 4.05 | 1.38 | |
| 2022 | 7 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | .000 | 59 | 10.2 | 15 | 4 | 9 | 0 | 1 | 11 | 2 | 0 | 14 | 11 | 9.28 | 2.25 | |
| ロッテ | 7 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | ---- | 34 | 8.2 | 9 | 3 | 1 | 0 | 0 | 6 | 0 | 0 | 4 | 4 | 4.15 | 1.15 | |
| '22計 | 14 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | .000 | 93 | 19.1 | 24 | 7 | 10 | 0 | 1 | 17 | 2 | 0 | 18 | 15 | 6.98 | 1.76 | |
| 通算：4年 | 70 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 3 | 0 | 11 | .250 | 364 | 77.1 | 80 | 14 | 47 | 1 | 7 | 60 | 6 | 0 | 56 | 48 | 5.59 | 1.64 | |
- 2022年度シーズン終了時
年度別守備成績
| 年 度 | 球 団 | 投手 | |||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 試 合 | 刺 殺 | 補 殺 | 失 策 | 併 殺 | 守 備 率 | ||
| 2019 | ヤクルト | 19 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1.000 |
| 2020 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | .000 | |
| 2021 | 36 | 1 | 4 | 0 | 0 | 1.000 | |
| 2022 | 7 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1.000 | |
| ロッテ | 7 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1.000 | |
| '22計 | 14 | 1 | 1 | 0 | 0 | 1.000 | |
| 通算 | 70 | 2 | 6 | 1 | 0 | .889 | |
- 2022年度シーズン終了時
記録
- 初記録
- 投手記録
- 初登板：2019年4月24日、対読売ジャイアンツ5回戦（明治神宮野球場）、9回表に4番手で救援登板・完了、1回無失点
- 初奪三振：2019年5月10日、対読売ジャイアンツ7回戦（東京ドーム）、8回裏に丸佳浩から見逃し三振
- 初ホールド：2019年8月25日、対阪神タイガース20回戦（明治神宮野球場）、7回表に2番手で救援登板、2/3回無失点
- 初勝利：2021年4月24日、対中日ドラゴンズ4回戦（明治神宮野球場）、9回表に5番手で救援登板・完了、1回無失点
- 打撃記録
背番号
- 26（2019年 - 2022年7月28日）
- 27（2022年7月29日 - 同年終了）
- 36（2023年 - ）
登場曲
- 「ON THE ROAD」浜田省吾（2019年 - 2021年）
- 「MONEY」浜田省吾（2021年 - 2022年）
- 「愛の世代の前に」浜田省吾（2022年 - ）
脚注
- ^ “ロッテ - 契約更改 - プロ野球”. 日刊スポーツ. 2022年11月17日閲覧。
- ^ “ヤクルト・坂本投手｢三次に夢を｣”. 中国新聞アルファ (2019年1月19日). 2019年2月24日閲覧。
- ^ a b c “坂本光士郎（東京ヤクルトスワローズ）”. 週刊ベースボールONLINE. 2019年12月21日閲覧。
- ^ “関西 8-3 如水館”. スポーツブル. 2021年7月23日閲覧。
- ^ 2019スポニチプロ野球選手名鑑スポーツニッポン新聞社
- ^ “ヤクルト５位に即戦力左腕の新日鉄住金広畑・坂本”. 日刊スポーツ (2018年10月25日). 2019年12月21日閲覧。
- ^ “”. サンケイスポーツ (2018年11月23日). 2019年12月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年12月21日閲覧。
- ^ “【ヤクルト】ドラフト５位・坂本がプロ初登板 １回無失点も「守備に助けられた」”. スポーツ報知 (2019年4月24日). 2022年7月24日閲覧。
- ^ “【ヤクルト】坂本が１００万円増の１０００万円でサイン。来季飛躍へ「落ちる球増やす」”. スポーツ報知 (2019年12月11日). 2021年7月22日閲覧。
- ^ “ヤクルト、新助っ人オスナが逆転サヨナラ打で４連勝 坂本光士郎がプロ初勝利”. サンケイスポーツ (2021年4月24日). 2021年4月24日閲覧。
- ^ “山本大貴投手と東京ヤクルト・坂本投手の交換トレードについて”. 千葉ロッテマリーンズ (2022年7月29日). 2022年7月29日閲覧。
- ^ “社会人で開花 ヤクルト５位の新日鉄住金広畑・坂本、目指すは杉内２世”. スポーツニッポン. (2018年10月25日) 2021年2月2日閲覧。
- ^ “【ヤクルト】ドラフト５位・坂本がプロ初登板 １回無失点も「守備に助けられた」”. スポーツ報知 (2019年4月24日). 2021年7月22日閲覧。
関連項目
外部リンク
- 個人年度別成績 坂本光士郎 - NPB.jp 日本野球機構
- 選手の各国通算成績 Baseball-Reference (Japan)、The Baseball Cube
- 坂本光士郎 (@koushirou_1994) - Instagram