土井 さくら(どい さくら、女性、1995年3月28日 - )は、日本の元バレーボール選手である。V.LEAGUE Division1の日立リヴァーレに所属していた[2]。
来歴
秋田県秋田市出身。2人姉弟の長女。小学3年のころに、体験してみて楽しかったためバレーボールを始めた[1]。
2009年12月に開催されたJOCジュニアオリンピック杯では、秋田県チーム代表の主将として出場、し予選グループ戦敗退ながらJOC・JVAカップとオリンピック有望選手賞を獲得した[3]。土井は「期待されているという賞なので非常にうれしい」と語っている[3]。同年には中学生選抜チームとして、韓国遠征に参加した[4]。高校は進学校であったためバレーボールでの全国大会出場はならなかったが、
2011年8月にトルコのアンカラで開催された世界ユース選手権に出場し[5]、エースとして7位入賞を果たした[6]。
2013年に筑波大学に進学。同年度の全日本代表に選出され、6月ブルノで開催された第17回世界ジュニア選手権に出場。28年ぶりとなるチーム準優勝に貢献した[7]。
2014年7月に開催された東アジア地区バレーボール選手権大会では、ユニバーシアード代表候補で編成された日本代表のメンバーとして出場し、優勝に貢献した[8]。
2016年12月、V・プレミアリーグの日立リヴァーレは土井らの入団内定を発表した[9]。
2017年7月のV・サマーリーグ東部大会ではフレッシュスター賞を獲得した[10]。
2020年3月4日、日立リヴァーレ公式サイトにて同チームからの退部と選手としての引退が発表された[11][12]。メッセージは以下。
在籍した3年間、温かいご声援をありがとうございました。いつも応援して下さっている皆さまには突然のご報告となってしまい大変申し訳ありませんが、3月末をもって引退させて頂きます。4月からは引退後の夢であった教師としてバレーの指導に携わり、技術だけではなく生きていく上で重要なことを次の世代に伝えていきたいと思っています。 長い競技生活の中では多くの挫折を味わい、辛いこともありましたが、ここまでバレーを続けることができたのは、指導して下さった先生方、日立リヴァーレスタッフの方々、チームメイトなど、本当にたくさんの方のおかげです。そしてどんなときも応援して下さった職場の方々やファンの皆さまには大変感謝しております。バレーに専念できる恵まれた環境の中で、大好きなチームメイトと切磋琢磨し合い過ごした日立リヴァーレでの日々は私のかけがえのない財産となりました。私は周りの方に恵まれ支えられ、最後までバレーボールを好きでいられることがとても幸せです。 短い間ではありましたが、本当にありがとうございました。
これからも日立リヴァーレへの熱いご声援をよろしくお願い致します。 — 土井さくら「日立リヴァーレ|退部選手のお知らせ」より
人物・エピソード
- 豊かなジャンプ力と強烈なスパイクが持ち味である[13]。
- 同チーム通訳とは小学バレー時代からの友人であり、親交が深い。試合後、ファンの前にもよく2人で姿を現わす。
所属チーム
- 秋田市立高清水小学校(高清水スポーツ少年団)[1]
- 秋田市立将軍野中学校[1]
- 秋田県立秋田北高等学校[1]
- 筑波大学(2013-2017年)[1]
- 日立リヴァーレ #15(2017-2020年)
球歴
- 全日本ユース代表:2011年
- 全日本代表:2013年
受賞歴
個人成績
外部リンク
プロフィール
| SNS
|
参考文献
- 日本代表選手プロフィール(リンク切れ)
脚注
- ^ a b c d e f g h i j k l 『V.LEAGUE WOMEN チームの顔 2019/20』日本文化出版、2019年10月12日発行、55ページより引用
- ^ “選手:土井さくら”. 日立リヴァーレ. 2017年7月11日閲覧。
- ^ a b 『月刊バレーボール』2010年2月号 85ページ
- ^ 秋田魁新報. “土井(将軍野)、中学バレー日韓交流・遠征に参加へ”. 2014年10月22日閲覧。
- ^ 日本バレーボール協会. “2011世界ユース女子選手権大会 - 全日本メンバー”. 2014年7月8日閲覧。
- ^ 日本バレーボール協会. “2011世界ユース女子選手権大会 - 試合結果”. 2014年7月8日閲覧。
- ^ 日本バレーボール協会. “日本は中国に敗れて銀メダル 小島満菜美選手がベストリベロ賞 第17回世界ジュニア女子選手権大会(U-20)”. 2013年7月4日閲覧。
- ^ 日本バレーボール協会. “2014東アジア地区女子選手権大会 - 試合結果”. 2014年7月8日閲覧。
- ^ “内定選手のお知らせ”. 日立リヴァーレ. 2016年12月27日閲覧。
- ^ “【試合結果】2017V・サマーリーグ女子 東部大会3日目(7/9)”. Vリーグ機構. 2017年7月11日閲覧。
- ^ “退部選手のお知らせ”. 日立オートモティブシステムズ株式会社 女子バレーボール部 (2020年3月4日). 2020年3月19日閲覧。
- ^ “日立 渡邊久惠、土井さくらの退部、引退を発表”. バレーボールマガジン (2020年3月4日). 2020年3月19日閲覧。
- ^ 毎日jp. “つなぐ:半世紀の思い・1964〜2020 五輪選手に聞きたい /茨城”. 2014年10月22日閲覧。
- ^ 秋田市. “秋田市スポーツ賞”. 2014年10月22日閲覧。
- ^ Vリーグ機構. “選手別成績”. 2018年8月21日閲覧。