国際ケーブル・シップ株式会社（こくさいケーブル・シップ、KOKUSAI CABLE SHIP CO., LTD. (KCS)）は海底ケーブルの建設や保守、それらに付帯する電気通信工事の設計施工などを行う企業で、KDDI100%出資の子会社である。
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| 種類 | 株式会社 |
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| 本社所在地 | 日本 〒210-0007 神奈川県川崎市川崎区駅前本町11番地2 川崎フロンティアビル6階 北緯35度31分53.7秒 東経139度41分57.2秒 / 北緯35.531583度 東経139.699222度座標: 北緯35度31分53.7秒 東経139度41分57.2秒 / 北緯35.531583度 東経139.699222度 |
| 設立 | 1966年3月1日 |
| 業種 | (建設業) |
| 法人番号 | 3010401061736 |
| 事業内容 | 海底ケーブルの建設保守 |
| 代表者 | 代表取締役社長 安楽孝明 |
| 資本金 | 1億3500万円 |
| 売上高 | 約62.8億円（2016年度） |
| 純利益 | 9億9127万円（2021年03月31日時点）[1] |
| 総資産 | 138億4875万6000円（2021年03月31日時点）[1] |
| 従業員数 | 65名（2017年6月16日現在） |
| 主要株主 | KDDI（100%） |
概要
1964年に開通した初の太平洋横断海底同軸ケーブルであるTPC-1の保守を担うため、1966年3月1日に設立された。1967年に海底ケーブル敷設船(KDD丸)が竣工、以後、日本周辺海域の海底ケーブルの建設・保守を行っている。
本社はかつて品川イーストワンタワーに入居していたが、2013年に神奈川県川崎市川崎区へ移転した[2]。
3隻の海底ケーブル敷設船（後述）を保有し、4,000km～5,000kmの海底ケーブルを積み込むことが可能である。
船舶運航などの運営管理は商船三井系のMOLマリン＆エンジニアリングケーブル船事業部が行っている。
保有船舶
- KDDIオーシャンリンク（KDDI OCEAN LINK）
- 1991年3月28日起工、1991年8月1日進水、1992年2月28日就航。9,510総トン。
- 全長133.16m、幅19.6m、出力8,800馬力、航海速力15ノット。三菱重工業下関造船所建造。
- ケーブルタンク容量2,300立方メートル、定員83名。
- 2017年の改修により基地局としての運用が可能となった[3]。
- KDDIパシフィックリンク（KDDI PACIFIC LINK）
- 1993年建造、1997年9月8日ウエア造船所（イギリス）で改造竣工、1998年1月28日就航。7,960総トン。
- 全長109.0m、幅20.5m、出力4,000kW、航海速力10.5ノット。シングマリン造船所（シンガポール）建造。
- ケーブルタンク容量 メインタンク：2,400立方メートル・スペアタンク：320立方メートル、定員58名。
- 元多目的船「WESTERN RENAISSANCE」。
KDDIパシフィックリンク（2010年）
- 2017年9月起工、2018年9月3日進水、2019年9月就航[6][7]。9,766総トン[6]。
- 全長113.1m、幅21.5m、航海速力13ノット。コロンボドックヤード（スリランカ）建造。
- ケーブルタンク容量 メインタンク：4,000立方メートル・スペアタンク：500立方メートル、定員80名[2]。
- 過去の船舶
- 1967年6月29日竣工、1997年引退。4,257総トン。
- 全長113.84m、幅15.4m、出力4,400馬力、航海速力16ノット。三菱重工業下関造船所建造。
- ケーブルタンク容量899立方メートル、定員76名。
脚注
- ^ a b 国際ケーブル・シップ株式会社 第56期決算公告
- ^ a b c 新しい海底ケーブル敷設船の建造 - 国際ケーブル・シップ株式会社 藤井幸弘（東京大学生産技術研究所海中観測実装工学研究センター）
- ^ 「KDDIオーシャンリンク」に潜入、船舶型基地局としても活躍するケーブル船 - ケータイ Watch
- ^ 通信・電力・観測資源探査に対応する「海底ケーブル敷設船」の名称を「KDDI CABLE INFINITY」に決定 - KDDI(2018年2月23日)
- ^ KDDI・KCSの新海底ケーブル敷設船「KDDIケーブルインフィニティ」の進水式を実施 - KDDI(2018年9月4日)
- ^ a b 国内初の電力・通信ケーブル敷設船「KDDIケーブルインフィニティ」が完成 - 国際ケーブル・シップ(2019年6月21日)
- ^ 最新の海底ケーブル敷設船「KDDIケーブルインフィニティ」がお披露目--大規模災害に備え - CNET Japan
- ^ マレイシア国東西マレイシア海底ケーブル敷設計画 フィージビリティ調査報告書（7P） - 国際協力事業団
外部リンク
- 国際ケーブル・シップ