四方 晴美(よも はるみ、1957年5月19日 - )は、日本の元女優、元子役。東京都大田区田園調布出身。愛称はチャコ。俳優である父・安井昌二、母・小田切みきの娘。二人姉妹の妹で、姉の四方正美も子役出身の女優として活動した。
来歴
1962年、映画『僕チン放浪記』にて、主役の少年役でデビュー。1962年、安井昌二、小田切みきと親子で共演したTBSのテレビドラマ『パパの育児手帳』にチャコちゃん役で主演を務めた。「チャコちゃんシリーズ」はその後、『チャコちゃん社長』、『チャコちゃんハーイ!』など5作が製作され、平均24%の視聴率を記録する人気シリーズとなり、シリーズは宮脇康之(現・宮脇健)演じる「ケンちゃんシリーズ」に引き継がれた。
1971年に『金メダルへのターン』、1974年に『高校教師』に出演し、1975年に引退を宣言。母親の経営する小料理屋を手伝っていたが、1979年に一時復帰。80年代に入り再度引退した。引退の理由は、『プレイボーイ』のグラビアに登場したところ、当時交際していた男性に「ファンレターなどがたくさん来て、仕事が忙しくなったらどうするんだ」と問われ、それなら芸能界を辞めると決断したためである。千葉浦安市の世界最大級のファーストフード店,マクドナルドでパートタイマー(アルバイター)として長く勤めて正社員から店長となり、娘もマクドナルドに入社した。結婚・離婚を経て現在はUNIQLO勤務。
主な出演作品
映画
- 僕チン放浪記(1962年、大槻義一監督)
- チャコとケンちゃん(1969年、窪川健造監督)
- 卒業旅行 Little Adventurer(1973年、出目昌伸監督)
テレビドラマ
- 榎物語(1962年3月、TBS)
- パパの育児手帳(1962年10月 - 1963年5月、TBS)
- チャコちゃん社長(1964年7月 - 10月、TBS)- 主演
- チャコちゃんハーイ!(1965年2月 - 1966年1月、TBS)- 主演
- チャコちゃん(1966年2月 - 1967年3月、TBS)- 主演
- チャコねえちゃん(1967年4月 - 1968年3月、TBS)- 主演
- チャコとケンちゃん(1968年4月 - 1969年3月、TBS)- 主演
- 渥美清の父ちゃんがゆく(1969年4 - 6月、フジテレビ)
- 金メダルへのターン(1971年、フジテレビ)
- 朝の連続テレビ小説「繭子ひとり」(1971年、NHK)
- 高校教師(1974年、東京12チャンネル)
- 噂の刑事トミーとマツ 第11回(1979年、TBS) - 喫茶ウェイトレス
- ザ・サスペンス「もう一人の乗客」(1982年、TBS)
- 右門捕物帖 第15話「伝六の初恋」(1983年、NTV / ユニオン映画)
- 月曜ワイド劇場「花柳幻舟獄中記1 女子刑務所の188日」(1984年、テレビ朝日)