『喜劇 駅前探検』(きげき えきまえたんけん)は、1967年9月2日に東宝系で公開された日本映画。カラー。シネマスコープ。東京映画作品。94分。
概要
『駅前シリーズ』第20作。本作も前作『喜劇 駅前学園』同様、井上和男が監督と脚本の一部を担当している。更にシリーズでは珍しく、「原案」と「構成」の2段に分かれている。
本作では、質屋に売られた古文書の財宝(豊臣家の埋蔵金)を巡って、鉱山師・考古学者・質屋のトリオと、詐欺師トリオが争う展開になっている。その反面、本作では駅名や鉄道は登場しない。
ゲストは、NHK総合のドラマ『事件記者』から原保美・園井啓介・滝田裕介・近藤洋介・中原成男・守田比呂也の6名が新聞記者役で出演。
また名子役にして新鋭落語家の雷門ケン坊が、本名及び当時の芸名の「吉野謙二郎」名義で出演して、お経として寿限無の名前の部分を話す。
スタッフ
出演者
- 森田徳之助(鉱山師)/ナレーター:森繁久彌
- 森田お信(その妻):京塚昌子
- 森田徳一郎(その息子):松山英太郎
- 坂井次郎(考古学者):フランキー堺
- 池ノ内染子(女流作家):池内淳子
- 伴野孫作(質屋):伴淳三郎
- 伴野お浜(その妻):中村メイコ
- 野村弓子(新興宗教の主導者):野川由美子
- 野川青二斎(同宗教の教祖):吉野謙二郎(雷門ケン坊)
- 大島圭子(料亭の女主人):淡島千景
- 三井三平(詐欺師):三木のり平
- 山根久太郎(その部下):山茶花究
- 砂山六平太(その部下):砂塚秀夫
- 新聞記者A:原保美
- 新聞記者B:園井啓介
- 新聞記者C:滝田裕介
- 新聞記者D:近藤洋介
- 新聞記者E:中原成男
- 新聞記者F:守田比呂也
- 警官:谷幹一
同時上映
参考文献
- 「キネマ旬報」441号 78頁