この記事の(出典や参考文献)は、や記事主題の関係者による情報源に頼っています。 |
和歌山港駅(わかやまこうえき)は、和歌山県和歌山市草種畑[1]にある南海電気鉄道和歌山港線の駅。同線の終点である。駅番号はNK45-1[1]。
歴史
南海フェリーへの連絡駅としては、1956年(昭和31年)に開業した初代和歌山港駅(後の築港町駅)が存在していた。和歌山港のフェリー乗り場の移転に伴い、和歌山港線の延伸とともに、2代目の和歌山港駅として当駅が開業した。
年表
駅構造
島式1面2線のホームを持つ盛土駅。2階に改札口とコンコース、3階にホームがある。有効長は8両編成分ある。
改札口を出ると、そのまま南海フェリー乗り場への連絡通路(途中、動く歩道あり)に続いている[注 1]。フェリーの出航5分前に「ルージュの伝言」、乗り換え列車案内に「(セシルの週末)」、それぞれの曲が案内放送とともに流れている。
無人駅だが、列車発着時は改札前で南海フェリーの社員が乗り換えなどの案内を行う。
のりば
のりば | 路線 | 行先 |
---|---|---|
1・2 | 和歌山港線 | なんば方面 |
- 付記事項
- 和歌山港駅 - 水軒駅間が廃止されるまでは、1番線の線路が水軒方面に通じていた。
- 2番線は開業当初から行き止まり式であった。
ホーム
改札口
改札口からフェリー乗り場への通路
利用状況
2020年(令和2年)度の調査結果では、1日平均乗降人員は262人[利用客数 1]である。乗降客数は減少傾向にあり、特に1998年の明石海峡大橋開通以降の落ち込みが著しくなっている。
各年度の1日平均乗降人員は下記の通り。
年度 | 1日平均 乗降人員 | 南海電鉄に おける順位 | 出典 |
---|---|---|---|
1980年(昭和55年) | 2,770 | [和歌山県統計 1] | |
1985年(昭和60年) | 2,494 | [和歌山県統計 1] | |
1990年(平成 | 2年)2,347 | [和歌山県統計 1] | |
1995年(平成 | 7年)2,176 | [和歌山県統計 1] | |
2000年(平成12年) | 1,008 | [和歌山県統計 1] | |
2001年(平成13年) | 905 | [和歌山県統計 1] | |
2002年(平成14年) | 734 | [和歌山県統計 1] | |
2003年(平成15年) | 667 | [和歌山県統計 1] | |
2004年(平成16年) | 612 | [和歌山県統計 1] | |
2005年(平成17年) | 609 | [和歌山県統計 1] | |
2006年(平成18年) | 641 | [和歌山県統計 1] | |
2007年(平成19年) | 654 | [和歌山県統計 1] | |
2008年(平成20年) | 589 | [和歌山県統計 1] | |
2009年(平成21年) | 509 | [和歌山県統計 1] | |
2010年(平成22年) | 524 | [和歌山県統計 1] | |
2011年(平成23年) | 484 | [和歌山県統計 1] | |
2012年(平成24年) | 456 | 85位 | [和歌山県統計 1] |
2013年(平成25年) | 438 | 85位 | [和歌山県統計 1] |
2014年(平成26年) | 430 | 85位 | [和歌山県統計 1] |
2015年(平成27年) | 457 | 85位 | [和歌山県統計 1] |
2016年(平成28年) | 473 | 85位 | [和歌山県統計 1] |
2017年(平成29年) | 485 | 85位 | [和歌山県統計 1] |
2018年(平成30年) | 504 | 84位 | [利用客数 1][和歌山県統計 1] |
2019年(令和元年) | 478 | 84位 | [利用客数 1][和歌山県統計 1] |
2020年(令和 | 2年)262 | 87位 | [利用客数 1] |
2021年(令和 3年) | 277 | 86位 | [5] |
駅周辺
海沿いに工場、倉庫が立ち並び、和歌山港に関連する官公庁施設もある。
バス路線
駅前広場から和歌山バスの南海和歌山市駅・JR和歌山駅方面への路線がフェリー接続に特化して運行している。また、大十バスが4月から11月の土日祝限定で「高野マリンライナー」を高野山奥の院まで運行している。
隣の駅
- 県社分界点はかつては久保町駅という旅客駅であったが、同駅と和歌山市駅の間にあった築地橋駅・築港町駅とともに2005年(平成17年)11月27日に廃止された。なお県社分界点から当駅は和歌山県が(第三種鉄道事業)(保有)を行う区間であり、駅舎も和歌山県が所有している。南海電気鉄道は(第二種鉄道事業者)(運送)となる[6]。
廃止区間
- 南海電気鉄道
- 和歌山港線
- 和歌山港駅 - 水軒駅
脚注
注釈
出典
本文中の出典
- ^ a b c 南海電気鉄道株式会社 (2021年8月). “2021 HAND BOOK NANKAI”. p. 64-65. 2021年8月14日閲覧。
- ^ 和歌山県. “南海電鉄の鉄道について”. 2021年8月14日閲覧。
- ^ “”. 鉄道コム (2012年2月27日). 2023年2月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年2月13日閲覧。
- ^ “”. 南海電鉄. 2021年10月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年2月13日閲覧。
- ^ ハンドブック南海2022年度版 (PDF)
- ^ “意外? 日本一短い鉄道は「和歌山県」だった 南海和歌山港線の不思議”. 乗りものニュース (2018年3月5日). 2018年5月4日閲覧。
利用状況の出典
- 和歌山県公共交通機関等資料集
- 南海電気鉄道の1日平均利用客数
関連項目
外部リンク
- 和歌山港駅 - 南海電気鉄道