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君の居た昨日、僕の見る明日

君の居た昨日、僕の見る明日』(きみのいたきのう、ぼくのみるあす)は榊一郎による日本ライトノベルイラスト狐印が担当。富士見ファンタジア文庫富士見書房)より発行。全5巻。略称は「キミボク」。3巻と4巻に相当する部分が文庫化に先駆けて、2004年10月号から2005年9月号までの間、ドラゴンマガジン誌上で連載されていた。連載中の題名は『キミボク――そして私の立つ今日。』であったが、文庫化に伴い改題された。

君の居た昨日、僕の見る明日
ジャンル 学園
小説
著者 榊一郎
イラスト 狐印
出版社 富士見書房
レーベル 富士見ファンタジア文庫
刊行期間 2004年8月 - 2007年4月
巻数 全5巻
(テンプレート) - (ノート)

ストーリー

戦時中の空襲により、開校されることなく消滅した鈴乃宮学園(すずのみやがくえん)。学園としての役を果たせぬまま時を過ごしていた学園の幽霊である詩月は「学園ごっこ」を行おうとする。そんな学園の中に優樹や、文部科学省陰陽課(もんぶかがくしょうおんみょうか)の人間として調査していたアグニエシカたちが迷いこみ、偽りに満ちるも優しい世界を過ごしていく。

登場人物

鈴乃宮学園

かつては戦争時に開校する予定だった女子校。疎開する学生を受け入れて開校を待ちわびていたが、米軍の爆撃により校舎が全焼し、生徒たちは全員死亡した。学校としての役割を果たせぬその無念から幽霊である詩月が生まれ、現実とは異なる異空間に鈴乃宮学園を中心とした世界を作り出した。学校としての目的を果たすべく、「学校ごっこ」を行うことでそれを成そうとする。また、詩月の意思とは関係なく、優樹やアグエニシカらのような、「何かに対して逃げている」人間が学園の世界に取り込まれてしまう。

長居 優樹(ながい ゆうき)
主人公。可もなく不可もない平々凡々を体現したような少年。高校2年生。祖父から貰ったカメラが唯一の趣味で他は見事なまでに何もないが、いかなる相手にも「普通」に接する事が出来る、ある意味稀有な才覚の持ち主。幼馴染で初恋の相手だった守口詩月を自分の担任教師に掠め取られ、ショックから不登校になっていた時に鈴乃宮学園に迷い込んだ。学園で過ごしていくうちに守口詩月への思いを整理し、やがてアグニエシカと恋仲となった。
鈴乃宮 詩月(すずのみや しづき)
ヒロイン。第二次世界大戦中、空襲により消失した学校「鈴乃宮学園」の幽霊。正確にはその端末で、鈴乃宮学園は彼女の認識によって自在に姿を顕現させる。優樹らと同世代の少女の姿をとっており、天真爛漫な性格。当初は自らを「鈴乃宮学園」と名乗っていたが、優樹に名前を貰い、「鈴乃宮 詩月」と名乗るようになる。優樹に対して恋愛感情を抱くようになったが、最後は身を引いた。
アグニエシカ・グラバルティック・阿倍野( - あべの)
もう一人のヒロイン。愛称は「アグニ」。黙っていれば誰もが美少女と認めるハーフの少女で、文部科学省陰陽課の見習いエージェント。使い魔のヒムリールとともに霊障の調査をしていたところで鈴乃宮学園に迷い込んだ。プラハの魔女の血を汲むグラバルティック家の子孫の母(ポーランド人)と安倍晴明の子孫の父を持つため霊力総量は常人離れしたものがあるが制御能力が皆無。怒りで感情を爆発させるとヒステリック・ブラストと呼ばれる、霊力の爆発現象を引き起こす。そのため、表の世界では「バケモノ」扱いで周囲から畏怖の目で見られ、裏の世界では「半端者」扱いで居場所がなく、他人は「屈服させるかさせられるか」という価値観しか持ち得ず、心の憶測では「自分を必要としない世界」に絶望していたことが学園に取り込まれる理由となった。学園に迷い込んだ当初は詩月を倒して一刻も早く脱出しようとしたが、やがて学園で過ごしているうちに詩月たちを友人として見るようになる。何かと暴走がちな詩月たちのツッコミ役でもあり、学園では風紀委員長の役割を任ぜられた。自分を普通の少女として見てくれる優樹に好意を抱くようになり、晴れて優樹と恋仲になった。
紅葉(もみじ)
妖狐の少女。本来の容姿は狐だが、自ら意識して狐の耳と尻尾をつけた少女の姿になっている。かつては人間に飼われていたことがある。人懐っこく、本当の意味で人間になりたいと思っている。
本町 小竹乃(ほんまち ささの)
学園の養護教諭教師。実は幽霊で、生前は医師。死後に鈴乃宮学園に迷い込み、詩月に「学園ごっこ」を提案した。いつも穏やかな女性で、詩月たちの様子を見守っている。
ネレイド
正式名称CUFAWS・TM033I〈ネレイド〉PN<02>。日本語に変換すると今里技術工業製・全自動戦争機構中枢体・選考用試作機〇三三型・機種名〈ネレイド〉機体番号<02>。「復讐の女神(ネメシス)」計画の中枢として造られたアンドロイド少女。輸送中の事故に巻き込まれた直後、鈴乃宮学園に迷い込む。機械ゆえに非常に規律正しく誠実であるが、学園で過ごすうちに人間らしくなることに意味を求めるようになる。
扇町 聖(おうぎまち ひじり)
鈴乃宮学園に迷い込んできた転校生。容姿や言動は可憐な少女そのものだが、実は女装した少年。親から言い渡された見合いを嫌がって逃げていたところで鈴乃宮学園へとたどり着いた。
ヒムリール
シマリスの姿をした、アグニエシカの使い魔。正確にはアグニエシカの師匠の式紙で、暴走しがちなアグニエシカを抑えるためのお目付け役でもある。常に慇懃無礼で、アグニエシカを挑発してからかっている節がある。
四季少女達(シーズン・シスターズ)
春香(はるか)/夏輝(なつき)/秋菜(あきな)/冬美(ふゆみ)
戦時中の鈴乃宮学園の消滅時、死んでいった女生徒達の魂を詩月が紡ぎ合わせて造った幽霊の少女たちで、いつも4人で行動している。人間の姿と変わりないが、体の接合が甘いために衝撃を受けると五体がバラバラになってしまう。イタズラ好きな春香、ボーイッシュな夏輝、どことなく皮肉屋の秋菜、大人しい冬美と、4人それぞれの性格が異なる。「四季少女達」の名は優樹が命名。

文部科学省陰陽課

学校などといった文部科学省の管轄内における霊障事件の対処のために存在する組織。アグニエシカや虎丸といった霊能者たちが所属している。

綾小路 虎丸(あやのこうじ とらまる)
陰陽課所属の霊能者。アグニエシカをはるかに超える霊力を持ちつつも、それを制御しきれずに周囲にまき散らすその破壊力ゆえに、陰陽課の最終兵器と呼ばれている。思考能力は皆無に等しく、自らの霊力の危険性を全く把握していない。霊障の調査をしていたところで発見した鈴乃宮学園を消滅させようとし、詩月たちを最大の危機に陥れた。
サラ
虎丸につけられた使い魔で、フクロウの姿をしている。あらぬ方向に動きかねない虎丸をコントロールする役割が与えられているが、虎丸が異空間から拾い出した悪霊の攻撃を受けて消滅してしまい、このために虎丸の行動に歯止めが利かなくなってしまった。

その他の人物

守口 詩月(もりぐち しづき)
優樹の2歳年上の幼馴染。優樹の憧れの女性であったが、優樹の担任と婚約する。
優樹の祖母(仮)
本名不明。母方の祖母で、仕事で忙しかった優樹の両親に代わり、幼いころの優樹の面倒を見ていた。若いころは巫女で、色々な説話を優樹に聞かせており、優樹にとって今の人格を形成する要因となった人物である。
優樹の祖父(仮)
本名不明。母方の祖父で、故人。生前は写真撮影が趣味だった。
ネレイド<01>
今里技術工業で開発されたアンドロイドのプロトタイプ。自分のモデルとなった雪子に可愛がられていた。当時の記憶はネレイド<02>と<03>にコピーの形で引き継がれている。輸送中の事故で学園に引き込まれた際に頭部を破損し機能停止していたが、無傷の胴体部分はネレイド<03>との戦闘で破損したネレイドの体の修復に使用された。
ネレイド<03>
ネレイドの姉妹機。事故に巻き込まれて学園に流れ着いたが、システムの異常により学園の存在を敵視し、ネレイドと対立する。最後にはネレイドとの戦闘の末に爆破した。
今里 雪子(いまざと ゆきこ)
今里聡一郎の一人娘で、ネレイドの容姿のモデルとなった人物。ネレイド<01>を妹のように可愛がっていたが、事故死した。
今里 聡一郎(いまざと そういちろう)
今里技術工業の社長で、今里雪子の父。既に故人。雪子を失った悲しみから、雪子と酷似したネレイド<01>を強くなじった。

既刊一覧

榊一郎富士見ファンタジア文庫富士見書房

  • 『君の居た昨日、僕の見る明日1 -STARTING BELL-』 2004年8月25日初版、(ISBN 4-8291-1639-0)
  • 『君の居た昨日、僕の見る明日2 -FAKE HEART-』 2005年1月25日初版、(ISBN 4-8291-1684-6)
  • 『君の居た昨日、僕の見る明日3 -And Today You Standing-』 2005年7月25日初版、(ISBN 4-8291-1739-7)
  • 『君の居た昨日、僕の見る明日4 -Round-about Runners-』 2006年7月25日初版、(ISBN 4-8291-1841-5)
  • 『君の居た昨日、僕の見る明日5 -Graduation Ceremony-』 2007年4月25日初版、(ISBN 978-4-8291-1903-7)

余談

  • 2007年に放送されたTVアニメ『らき☆すた』の18話にて、登場人物の柊かがみが泉こなたに、本作の1巻を薦めているシーンが登場する。
  • 元ネタはアミューズメントメディア総合学院での神野オキナとの対談から生まれた。
  • 後の作者のブログにて、実は旧タイトルは「スクールデイズ」であったことが判明。富士見ファンタジア文庫の当時の担当により変更され、「君の居た昨日、僕の見る明日」になったという。ゲーム『School Days』が発売になったのは第1巻が初版されてから1ヶ月後であった。
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