名鉄タクシーホールディングス株式会社(めいてつタクシーホールディングス、英: MEITETSU TAXI HOLDINGS CO., LTD.)は、愛知県名古屋市中川区に本社を置く名鉄グループのタクシー事業を統括する中間持株会社[1][6]。旧社名は名鉄交通株式会社(めいてつこうつう)[4]。
本社(名鉄交通時代、2011年1月) | |
種類 | 株式会社 |
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本社所在地 | 日本 〒454-0004 愛知県名古屋市中川区西日置2丁目3番5号[1] 北緯35度09分17.7秒 東経136度53分30.7秒 / 北緯35.154917度 東経136.891861度座標: 北緯35度09分17.7秒 東経136度53分30.7秒 / 北緯35.154917度 東経136.891861度 |
設立 | 2011年4月1日[1] 1944年9月1日(名鉄交通株式会社)[2] |
業種 | (陸運業) |
法人番号 | 6180001021096 |
事業内容 | 一般乗用旅客運送事業を営む会社の株式を所有することにより、当該会社の経営管理及びこれに関連する一切の業務[1] |
代表者 | 代表取締役社長 浅野丈夫[1][2] |
資本金 | 1億円[1] |
発行済株式総数 | 785万4000株[3] |
純資産 | 122億4300万円(2021年3月31日現在)[3] |
総資産 | 133億7700万円(2021年3月31日現在)[3] |
決算期 | 3月31日 |
主要株主 | 名古屋鉄道 100%[1] |
主要子会社 | #グループ会社参照 |
外部リンク | http://www.meitakuhd.com/ |
特記事項:2016年4月1日付で名鉄タクシーホールディングス株式会社(旧法人、法人番号:7180001100832)を吸収合併、同日付で名鉄交通株式会社から名鉄タクシーホールディングス株式会社へ商号変更[4]。 |
種類 | 株式会社 |
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本社所在地 | 日本 〒454-0004 愛知県名古屋市中川区西日置2丁目3番5号[5] |
設立 | 2011年4月1日[1] |
業種 | (陸運業) |
法人番号 | 7180001100832 |
決算期 | 3月31日 |
主要株主 | 名古屋鉄道 100%[1] |
特記事項:2016年4月1日付で名鉄交通株式会社を存続会社とする吸収合併を行い、同日付で解散[5]。 |
持株会社制への移行のため、2011年(平成23年)4月1日付で名古屋鉄道の100%出資により名鉄タクシーホールディングス株式会社(旧法人、法人番号:7180001100832)[5]を設立[1]。2016年(平成28年)4月1日付で名鉄交通を存続会社とする吸収合併を実施[4][5]、同日付で名鉄交通が名鉄タクシーホールディングス(新)へ商号変更[4]するとともに、旧法人は解散した[5]。
商号変更後も「名鉄交通」の名称は屋号として使用し、「名鉄交通」ブランドでタクシー・ハイヤー事業を継続している[7]。略称は「名タク」で、会社でも公式に「名タク」の略称を使用している[8]。
概要
社章は臙脂色で菱形に「名タク」の文字が入り[7]、タクシー車両はアイボリーホワイトとエメラルドグリーンのツートンカラー、社名表示灯(行灯)は緑色で菱形に「名鉄」の文字を入れ[8]、車両側面には臙脂色の社章を掲げる[7]。これはグループ統一デザインとなっている。
ハイヤー事業[9]や法人向けサービス[10]も行い、名鉄グループのブランド力を活かして法人需要に応えている。名鉄グループタクシーチケットはグループ外事業者も含め日本全国の提携会社で利用でき[11][12]、名古屋地区の小規模タクシー会社の大部分が同社のタクシーチケットを取り扱う[11]。このため特に法人の顧客層が厚い。
タクシー車両の保有台数は700台を超え[12]、名古屋市内での運行台数は同地区の「つばめグループ」と双璧をなす。[要出典]。
東海地方の愛知・岐阜・三重の3県では初めて、LPG車・ガソリン車・電気自動車の3種類の車両を導入した[12]。
営業区域
営業区域は(名古屋交通圏)[13]。
歴史
名鉄交通
大正期に、名古屋鉄道の前身の愛知電気鉄道(愛電)が大阪タクシーから買収した名古屋タクシーを起源とする。名古屋タクシーの創業時より「名タク」の愛称で親しまれ、名古屋タクシーでは社名表示灯(行灯)の表示も「名タク」であった。なお、大阪タクシーの愛称も「大タク」で、現社名の「大タク株式会社」の由来となった。大阪タクシーでも「大タク」と記した菱形の社章を使用していた。[要出典]
1944年(昭和19年)9月1日、名鉄交通株式会社として設立[2]。戦時統合により、名古屋鉄道系列の名古屋地区のタクシー事業会社5社が合併して「名鉄交通」として発足した。[要出典]
名鉄タクシーグループの中核企業である[14]。早くから接遇にも力を入れ、他社に先駆けて1976年より「ご乗車ありがとうございます」といった乗降時の挨拶とお礼、行先確認と乗務員の自己紹介などを始めている[8]。また接遇重視の観点から、名鉄交通では1981年より乗務員を「営業係」と呼称している[8]。
名鉄タクシーホールディングス
2011年(平成23年)4月1日付で、名鉄交通と(愛電交通株式会社)および(名鉄名古屋タクシー株式会社)との共同株式移転により、中間持株会社として名鉄タクシーホールディングス株式会社(旧法人)を設立[6][15][16]。会社公式にはこの日を設立日としている[1]。またこれに伴い、社名表示灯の表記を「名タク」から「名鉄」に変更し、3社で統一された[17]。
2016年(平成28年)4月1日付で、名鉄交通を存続会社として名鉄タクシーホールディングスを吸収合併、同時に名鉄交通が「名鉄タクシーホールディングス株式会社」へ商号変更した[18]。
名鉄交通時代の2002年(平成14年)7月から運転代行業務も行っていたが、多くの専業業者が起業したことから、2019年(令和元年)9月末日をもって運転代行業務を廃止した[19]。
2021年10月1日、会社分割(簡易吸収分割)により、名古屋鉄道が保有する名鉄西部交通株式会社、名鉄東部交通株式会社、岐阜名鉄タクシー株式会社及び石川交通株式会社の株式を名鉄タクシーホールディングスに移管した[20]。
グループ会社
この節は(検証可能)な(参考文献や出典)が全く示されていないか、不十分です。(2023年3月) |
グループ会社各社の愛称も「名タク」で、愛電交通のみ「電タク」である。ただし菱形のマークの文字は、名鉄タクシーホールディングス設立後は下記の会社の多くは「名鉄」に統一されたが、それ以前は名鉄交通と岐阜名鉄タクシーとかつて存在した浜松名鉄交通は「名タク」表記であった。
タクシー車両数は、グループ全体で約2700台。
2016年(平成28年)4月より順次、タクシーの運賃精算でmanacaなどの交通系ICカードによる電子マネー決済に対応した。
タクシー事業
名鉄交通では、タクシー営業所を「営業基地」と呼称する[2]。
- 愛知県
- 名鉄交通
- (愛電交通)(名古屋市昭和区鶴舞、持株比率100%)
- (名鉄名古屋タクシー)(名古屋市中川区万場、持株比率100%)
- (名鉄岡崎タクシー)(岡崎市戸崎元町、持株比率100%)
- 名鉄東部交通(豊田市広久手町、持株比率100%)
- (名鉄西部交通)(一宮市緑、持株比率100%)
- 名鉄知多タクシー(半田市南末広町、持株比率100%)
- 岐阜県
- 三重県
- (名鉄四日市タクシー)(四日市市新正、持株比率100%)
- 石川県
- 石川交通(金沢市長田、持株比率90.6%)
その他
その他の名鉄グループのタクシー会社
- 東鉄タクシー(岐阜県多治見市栄町)- 東濃鉄道グループ。
- 豊鉄タクシー(愛知県豊橋市下地町字北村、持株比率30%)- 豊橋鉄道グループ。
- 濃飛乗合自動車(岐阜県高山市)- 名鉄グループバスホールディングス傘下のバス事業者、タクシー事業も行う。
過去のグループ会社
- (網走ハイヤー)(北海道網走市新町)- 網走バスグループだったが、2012年(平成24年)4月に地場アミューズメント企業のタカハシへ売却。
- 信州名鉄交通(長野県松本市庄内)- 信州名鉄運輸グループだったが、2013年(平成25年)12月にアルピコグループに売却され、信州アルピコタクシーを経てアルピコタクシーとなる。
- (武田名鉄交通)(山梨県甲府市富士見)- 信州名鉄運輸グループだったが、2012年(平成24年)8月に第一交通産業へ売却され「武田第一交通」となる。
- 浜松名鉄交通(静岡県浜松市中区) - 遠州鉄道に売却され、遠鉄交通を経て遠鉄タクシーとなる。
- 福井名鉄タクシー(福井県福井市)- 滋賀交通に売却され、(すいせんタクシー)となる。
- 武生タクシー(福井県越前市)- 福井鉄道グループ、現・(福鉄商事)[21]。「武生タクシー」の名称は同社のタクシー関連事業の屋号として使用継続[22]。
- 大和交通(福井県小浜市)- 福井鉄道グループ。
- (富士タクシー)(岐阜県岐阜市)- 元は名鉄グループではなかったが、岐阜名鉄タクシーの子会社となって名鉄グループ入りした。後に岐阜名鉄タクシーに営業譲渡し、同社の島営業所となる。
- 京都名鉄タクシー(京都府京都市南区)- 元は任天堂グループの「ダイヤタクシー」を買収したもの。ヤサカグループに売却され(南ヤサカ交通)となる。
- 大阪名鉄タクシー(大阪府大阪市西淀川区)- クリスタルに譲渡(のち再譲渡)、(クリスタルタクシー)(大阪)として営業していたが後に廃業。
- (掛川大鉄タクシー)(静岡県掛川市柳町)- 大井川鉄道グループ。
- (大鉄タクシー)(静岡県島田市金谷)- 大井川鉄道グループ。
- (名鉄蒲郡タクシー)(愛知県蒲郡市拾石町前浜) - 豊鉄タクシーへ合併され、同社の蒲郡営業所となる。
- (下呂名鉄タクシー)(岐阜県下呂市森)
- (濃飛交通)(岐阜県飛騨市神岡町船津) - 濃飛乗合自動車へ吸収合併。
- (坂下タクシー)(愛知県春日井市神屋町字玉畑) - 東鉄タクシーに吸収合併。
- 安全タクシー三重(三重県松阪市末広町) - 旧社名は三重名鉄タクシー。2022年6月20日、福岡県久留米市に本社を置く安全タクシーグループへ事業譲渡した。詳細は当該記事を参照。
脚注
- ^ a b c d e f g h i j k 会社概要 名鉄タクシーホールディングス株式会社、2023年3月17日閲覧。
- ^ a b c d e f g h [1] 名古屋拠点のタクシー会社 名鉄交通、2023年3月17日閲覧。
- ^ a b c “名鉄タクシーグループの事業再編(会社分割(簡易吸収分割))に関するお知らせ 4頁” (PDF). 名古屋鉄道 (2021年8月6日). 2023年3月7日閲覧。
- ^ a b c d 名鉄タクシーホールディングス株式会社の情報(法人番号:6180001021096) 国税庁法人番号公表サイト、2023年3月17日閲覧。
- ^ a b c d e 名鉄タクシーホールディングス株式会社の情報(法人番号:7180001100832) 国税庁法人番号公表サイト、2023年3月17日閲覧。
- ^ a b 名鉄タクシーホールディングスについて 名古屋拠点のタクシー会社 名鉄交通、2023年3月17日閲覧。
- ^ a b c トップページ 名古屋拠点のタクシー会社 名鉄交通、2023年3月17日閲覧。
- ^ a b c d e 名タクが選ばれるワケ 名古屋拠点のタクシー会社 名鉄交通、2023年3月17日閲覧。
- ^ ハイヤー 名古屋拠点のタクシー会社 名鉄交通、2023年3月17日閲覧。
- ^ 法人向けサービス 名古屋拠点のタクシー会社 名鉄交通、2023年3月17日閲覧。
- ^ a b 全国提携会社一覧 名古屋拠点のタクシー会社 名鉄交通、2023年3月17日閲覧。
- ^ a b c 数字で見る名タク 名古屋拠点のタクシー会社 名鉄交通、2023年3月17日閲覧。
- ^ a b c d タクシーを呼ぶ・予約する 名古屋拠点のタクシー会社 名鉄交通、2023年3月17日閲覧。
- ^ “名鉄タクシーグループ”. 名古屋拠点のタクシー会社 名鉄交通. 2023年3月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年3月16日閲覧。
- ^ “子会社3社の共同株式移転による中間持株会社設立に関するお知らせ” (PDF). 名古屋鉄道 (2011年2月28日). 2017年9月29日閲覧。
- ^ 名古屋鉄道、子会社3社の共同株式移転により中間持株会社「名鉄タクシーホールディングス」を設立 日経プレスリリース、日本経済新聞社、2011年2月28日。
- ^ タクシー:名鉄系3社が「あんどん」統一 毎日.jp・2011年3月31日
- ^ 子会社との合併に関するお知らせ 名鉄タクシーホールディングス(旧法人、2016年、2023年3月17日閲覧。
- ^ “運転代行業務の廃止について(ご案内)”. 名鉄タクシーホールディングス株式会社. 2022年6月28日閲覧。
- ^ “名鉄タクシーグループの事業再編(会社分割(簡易吸収分割))に関するお知らせ” (PDF). 名古屋鉄道 (2021年8月6日). 2023年3月7日閲覧。
- ^ 福井鉄道グループ 福鉄商事株式会社 2023年3月17日閲覧。
- ^ タクシー事業 福井鉄道グループ 福鉄商事株式会社、2023年3月17日閲覧。
関連項目
外部リンク
- 名鉄タクシーホールディングス株式会社
- 名鉄交通株式会社