吉川 沙織(よしかわ さおり、1976年10月9日 - )は、日本の政治家。立憲民主党所属の(参議院議員)(3期)。参議院経済産業委員長、立憲民主党執行役員・組織委員長などを歴任。NTT労組出身の情報労連組織内候補[1]。選挙時は「吉川さおり」名義を用いる。
来歴
徳島県徳島市出身。北島町立北島小学校・北島町立北島中学校卒業。1995年3月、徳島県立城ノ内高等学校卒業。同年4月、同志社大学文学部文化学科教育学専攻に入学。日本育英会の第一種奨学金の貸与を受け、早朝時間帯のアルバイトを平均週6日続けながら、大学に通った。1999年3月、同大学卒業。同年4月、日本電信電話株式会社(NTT)入社。大阪支店・法人営業本部・京都支店で勤務[2]。
2003年3月、同志社大学大学院総合政策科学研究科博士前期課程修了[2]。
2004年に民主党の公募に受かる。東京に行き、情報産業労働組合連合会(情報労連)の仕事を行う[3]。2006年7月、西日本電信電話株式会社(NTT西日本)退職。
2007年の第21回参議院議員通常選挙に比例区から民主党公認で出馬し、306,577票を獲得、党第2位で初当選[4]。選挙区・比例区あわせて最年少当選(当時)。
2011年9月、参議院総務委員会理事。2012年4月、総務委員会筆頭理事[2]。
2013年、第23回参議院議員通常選挙に比例区から民主党公認で出馬し、党第6位で再選[5]。
2013年9月、民主党政調会長代理。次の内閣ネクスト官房副長官、ネクスト総務副大臣[2]。
2017年10月27日、民進党代表の前原誠司が、同月の衆院選で党を分裂させる形で戦う原因をつくったことについて陳謝し、引責辞任を正式に表明[6]。前原の辞任に伴う代表選挙(10月31日実施)では大塚耕平の推薦人に名を連ねた。
2018年5月の民進党と希望の党による新党には参加せず、5月7日に民進党を離党、立憲民主党に入党を申請、翌8日の常任幹事会で入党が承認された[7]。
2019年7月に行われた第25回参議院議員通常選挙に比例区から立憲民主党公認で出馬し、党第4位で3選を決めた[8]。
2020年9月15日、旧立憲民主党、旧国民民主党などが合流し、新「立憲民主党」が設立[9]。吉川も新党に参加。同年11月、出身地である徳島の党徳島県連常任顧問に就任。旧民主党時代からいずれの都道府県連にも所属していなかったが今回初めて所属することとなった[10]。
2021年12月6日、立憲民主党は、執行役員12人のうち6人を女性とする新たな人事を決定[11][12]。吉川は執行役員である組織委員長に選任された[13]。2022年8月、組織委員長を退任。
政策・主張
人物
脚注
- ^ a b 組織内議員の情報通信政策への取り組み
- ^ a b c d e f g h 公式プロフィール
- ^ “第83回 吉川沙織議員”. みわちゃんねる突撃永田町!! (2009年). 2021年3月25日閲覧。
- ^ 2007年参院選 民主党比例代表 開票結果読売オンライン
- ^ 2013年参院選 民主党比例代表 開票結果朝日新聞デジタル
- ^ “民進党の前原誠司代表が辞任表明「政治は結果責任」”. 日刊スポーツ. (2017年10月27日)2021年12月7日閲覧。
- ^ 【常任幹事会】国会議員11名の入党、佐々木隆博組織委員長の選任などを決定立憲民主党、2018年5月8日
- ^ [1]
- ^ 横山大輔、木谷孝洋 (2020年9月16日). “新「立憲民主」衆参150人で結党 野党第一党、枝野氏「選択肢示す」”. 東京新聞. 2021年3月16日閲覧。
- ^ 党徳島県連結成大会 参議院議員 吉川さおり公式サイト
- ^ 井上峻輔 (2021年12月6日). “ジェンダー平等へ、立憲民主党の執行役員は半数が女性 泉氏の公約実現”. 東京新聞2021年12月6日閲覧。
- ^ “立民代表選 泉政調会長「党幹部半分を女性に」を公約に”. TBS NEWS. (2021年11月18日)2021年12月2日閲覧。
- ^ “役員一覧 - 立憲民主党”. 立憲民主党 (2021年12月6日). 2021年12月6日閲覧。
- ^ “朝日・東大谷口研究室共同調査”. 朝日新聞 (2019年). 2019年7月8日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i 2013年参院選 毎日新聞候補者アンケート