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貴石

貴石(きせき、英:precious stone, 仏:pierre précieuse)とは、特に高値で取引される宝石。狭義にはダイヤモンドルビーサファイアエメラルドの四大宝石をさす[1] が、希少性や硬度を基準として数種の宝石が加えられる。ただし国や専門家によりその基準は異なり、宝石業界内でも統一されていない。貴石と呼ばれない宝石は半貴石(はんきせき、英semi-precious stone, 仏pierres semi-précieuses)と呼ばれる。

フランスでは、1968年11月29日の「1905年8月1日の貴石・真珠の貿易に関する詐欺もしくは不法行為の取り締まりに関する法律施行令」(Décret n°68-1089 du 29 novembre 1968 PORTANT RAP POUR L'APPLICATION DE LA LOI DU 1 août 1905 SUR LA REPRESSION DES FRAUDES ET DES FALSIFICATIONS EN CE QUI CONCERNE LE COMMERCE DES PIERRES PRECIEUSES ET DES PERLES)でダイヤモンド、ルビー、サファイア、エメラルドを貴石と定義したが[2][3]2002年1月14日の「宝石及び真珠取引に関する法令第2002-65号」 (Décret n°2002-65 du 14 janvier 2002 relatif au commerce des pierres gemmes et des perles, NOR:ECOC0100138D)により、半貴石という文言は公的には使用できなくなった。この法令の定める宝石(pierres gemmes)に対して、半貴重(semi-précieux)という表現は使用してはならない[4]

定義をめぐって

19世紀以来多くの学者や国際機関が議論してきたが、いまだに貴石と半貴石の間に明確な区別はない[5]。また、このような区別は非論理的である(多くの半貴石は、品質次第でダイヤモンドより高価になり得る[6])。無理に区別するよりも宝石イコール貴石とすべきだ、という意見も存在する[7]

一般にモース硬度7.5以上であることが条件の一つとされるが、これは空気中を浮遊する砂塵のうち宝石に与える影響が特に問題視されるのが石英(硬度7)を主成分とするもので、硬度7以下の宝石は慎重に扱わないと長い間には摩耗して価値が減少するためである。ただしヒスイとオパールは硬度7以下であるが、日本においては高く評価されるためしばしば貴石として扱われる[5]

異なる定義

東京工業大学名誉教授の崎川範行は、宝石(広義)のなかで比較的高価なものを宝石(狭義)、その他のものを貴石と呼んだ[8][9]。類似の定義を採用する文献は他にもある[10]

貴石

参考文献で貴石とされているものを列挙する。

出典

  1. ^ Max Bauer (1968) (英語). Precious Stones. Dover Publications. p. 2. ISBN (9780486219103) 
  2. ^ “Décret n°68-1089 du 29 novembre 1968 PORTANT RAP POUR L'APPLICATION DE LA LOI DU 1 août 1905 SUR LA REPRESSION DES FRAUDES ET DES FALSIFICATIONS EN CE QUI CONCERNE LE COMMERCE DES PIERRES PRECIEUSES ET DES PERLES”. Legifrance. Secrétariat général du Gouvernement. 2019年8月11日閲覧。
  3. ^ パトリック・ヴォワイヨ 著、遠藤ゆかり 訳『宝石の歴史』創元社〈「知の再発見」双書127〉、2011年3月10日、131頁。ISBN (978-4-422-21187-9)。 
  4. ^ “Décret n°2002-65 du 14 janvier 2002 relatif au commerce des pierres gemmes et des perles”. Legifrance. Secrétariat général du Gouvernement. 2019年8月11日閲覧。
  5. ^ a b 『大百科事典13』平凡社、1985年6月28日、853頁。 
  6. ^ (英語) The Encyclopedia Americana International Edition VOL.12. Grolier Inc.. (1998). p. 367 
  7. ^ 『ブリタニカ国際大百科事典17』ティビーエス・ブリタニカ、1998年10月1日、173頁。 
  8. ^ 崎川範行『宝石』保育社〈保育社カラーブックス〉、1999年、103頁。 
  9. ^ 崎川範行『宝石のみかた』保育社〈保育社カラーブックス〉、1980年、100-101頁。 
  10. ^ 『日本大百科事典21』小学館、1988年5月1日、360頁。ISBN (4-09-526021-1)。 
  11. ^ a b c d e f g h i j みづの 1989, p. 20.
  12. ^ 岡本 1989, p. 80.
  13. ^ 岡本 1989, p. 34.
  14. ^ 岡本 1989, p. 28.
  15. ^ a b c d e みづの 1989, p. 21.
  16. ^ 岡本 1989, p. 48.
  17. ^ 岡本 1989, p. 74.
  18. ^ 岡本 1989, p. 38.
  19. ^ 岡本 1989, p. 16.
  20. ^ 岡本 1989, p. 24.
  21. ^ 岡本 1989, p. 12.
  22. ^ 岡本 1989, p. 56.
  23. ^ 岡本 1989, p. 64.
  24. ^ 岡本 1989, p. 78.
  25. ^ 岡本 1989, p. 70.
  26. ^ 岡本 1989, p. 66.
  27. ^ 岡本 1989, p. 44.
  28. ^ 岡本 1989, p. 6.

参考文献

  • ヒコ・みづの『宝石教室』創元社、1989年4月20日、20-21頁。ISBN (4-422-73003-7)。 
  • 岡本憲将(監修)『プロが本音で語る宝石の常識』双葉社。ISBN (4-575-47205-0)。 
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