十日町盆地（とおかまちぼんち）は、新潟県南部にあり、十日町市を中心都市とする盆地[1]。東西を魚沼丘陵と(関田山地)・東頚城丘陵に挟まれ、ほぼ南北に細長く広がる[2]山間盆地である。中期更新世から完新世にかけての河岸段丘群が分布する[3]。日本最長の河川である信濃川が流れており、雄大な河岸段丘が多数形成されて発達している。信濃川は、この盆地を経て、群馬県と新潟県との県境付近にある谷川岳から流れる魚野川と合流し、越後平野（新潟平野）に出て、新潟市で日本海に注ぐ形となっている。段丘面上の変形や断層崖などから、この盆地の東西両縁に沿って山側隆起の逆断層が存在する可能性が指摘されている（(十日町断層帯)）[4]。
出典
- ^ 『(十日町盆地)』 - コトバンク
- ^ 白濱吉起「新潟県十日町盆地東部段丘面上に見られる背斜状変形とその成因」『活断層研究』第2019巻第51号、日本活断層学会、2019年、1-11頁、doi:10.11462/afr.2019.51_1、ISSN 0918-1024、NAID 130007791233、2021年3月31日閲覧。
- ^ 渡辺秀男「新潟県十日町盆地の津南段丘群の形成について」『地球科学』第54巻第5号、地学団体研究会、2000年、310-327頁、doi:10.15080/agcjchikyukagaku.54.5_310、ISSN 0366-6611、NAID 110004862525、2021年3月31日閲覧。
- ^ “十日町断層帯の長期評価の一部改訂について”. 地震調査委員会. 2020年12月1日閲覧。
外部リンク
- 『(十日町盆地)』 - コトバンク