北部方面施設隊

北部方面施設隊（ほくぶほうめんしせつたい、JGSDF Northern Army Engineer Troop）は、南恵庭駐屯地に駐屯していた陸上自衛隊北部方面隊直轄の施設科部隊。

北部方面施設隊
創設	2008年（平成20年）3月26日
廃止	2017年（平成29年）3月26日
所属政体	日本
所属組織	陸上自衛隊
部隊編制単位	隊
兵科	施設科
兵種/任務/特性	(建設工兵)
所在地	北海道 恵庭市
編成地	南恵庭
上級単位	北部方面隊
担当地域	北海道
(テンプレートを表示)

中期防衛力整備計画 (2005)に基づき2008年（平成20年）3月26日、第3施設団から縮小改編されたが、平成28年度末（2017年（平成29年）3月）、第3施設団の再編^[1][2]に伴い、廃止された。

沿革

• 2008年（平成20年）3月26日：第3施設団から北部方面施設隊に改編。
  1. 第3施設団本部が隊本部に編成を縮小。団本部付隊を本部管理中隊に改編。
  2. 隷下部隊の第13施設群を第13施設隊に縮小のうえ、隷下の第301坑道中隊^[3]と第302水際障害中隊は北部方面施設隊直轄に編成替え
• 2017年（平成29年）3月26日：第3施設団再編に伴い廃止。
  1. 第301坑道中隊は、南恵庭駐屯地から上富良野駐屯地に移駐の上、新編の第14施設群隷下へ異動。
  2. 第302水際障害中隊は、再編の第13施設群隷下へ異動。

廃止時の編成・駐屯地

編成

• 北部方面施設隊本部
• 本部管理中隊「北施-本」
• 南恵庭自動車教習所
• 第12施設群
  • 第12施設群本部
  • 本部管理中隊
  • 第335施設中隊
  • 第336施設中隊
  • 第337施設中隊
  • 第342施設中隊
  • 第312施設器材中隊
  • 第302坑道中隊
• 第13施設隊
  • 第13施設隊本部
  • 本部管理中隊「13施-本」
  • 第360施設中隊「13施-360」
  • 第361施設中隊「13施-361」
  • 第383施設中隊「13施-383」
• 第105施設器材隊
• 第301坑道中隊「北施-301抗」
• 第302水際障害中隊「北施-302水」
• 第303ダンプ車両中隊「北施-303ダンプ」

駐屯地

• 南恵庭駐屯地（恵庭市）
  • 隊本部及び本部管理中隊
  • 第105施設器材隊
  • 第301坑道中隊
  • 第303ダンプ車両中隊
  • 南恵庭自動車教習所
• 岩見沢駐屯地（岩見沢市）
  • 第12施設群
• 釧路駐屯地（釧路市）
  • 第12施設群（第342施設中隊）
• 幌別駐屯地（登別市）
  • 第13施設隊
  • 第302水際障害中隊
• 倶知安駐屯地（虻田郡倶知安町）
  • 第13施設隊（第361施設中隊）

整備支援部隊

• 北部方面後方支援隊第101施設直接支援大隊：2008年（平成20年）3月26日から2017年（平成29年）3月26日の間。

歴代の主要幹部

歴代の北部方面施設隊長
（1等陸佐（一）・南恵庭駐屯地司令兼補）

代	氏名	在職期間	出身校・期	前職	後職
01	浅見憲司	2008年03月26日 - 2008年12月01日	防大20期	第3施設団長 兼 南恵庭駐屯地司令	退職（陸将補昇任）
02	淵之上徹	2008年12月01日 - 2011年04月01日	防大22期	陸上自衛隊研究本部総合研究部 第1研究課長	退職（陸将補昇任）
03	渡邊一弘	2011年04月01日 - 2012年08月01日	防大23期	陸上自衛隊北海道補給処副処長	退職（陸将補昇任）
04	池田安一郎	2012年08月01日 - 2013年08月21日	防大25期	陸上自衛隊施設学校副校長 兼 企画室長	第2施設団長 兼 船岡駐屯地司令 （陸将補昇任）
05	諫田保浩	2013年08月22日 - 2015年04月01日	防大26期	陸上自衛隊関東補給処古河支処長	退職（陸将補昇任）
末	鵜居正行	2015年04月01日 - 2017年03月26日	防大31期	西部方面総監部総務部長	第3施設団長 兼 南恵庭駐屯地司令 （陸将補昇任）

脚注

[脚注の使い方]

1. ^ 平成28年度概算要求の概要（防衛省）
2. ^ 南恵庭に第3施設団新編、陸上自衛隊北部方面隊（苫小牧民報社：2017年3月27日：2017年3月29日閲覧）
3. ^ “2011/08/28 南恵庭駐屯地 創設59周年記念行事”. 2020年3月13日閲覧。

関連項目

• 第1施設団 / 第2施設団 / 第3施設団 / 第4施設団 / 第5施設団