北美瑛駅(きたびえいえき)は、北海道上川郡美瑛町字下宇莫別(しもうばくべつ)[2][3]にある北海道旅客鉄道(JR北海道)富良野線の駅である。事務管理コードは▲121708[3]。駅番号はF36。
歴史
1957年(昭和32年)から富良野線の気動車列車が運転開始されたことに伴い、新設された駅のひとつである[4]。
年表
- 1958年(昭和33年)3月25日:日本国有鉄道の駅として開業[1][5]。旅客のみ取扱い[1]。
- 新設にあたって美瑛町が町費18万1000円を負担し、その他受益者負担にて開設された[4]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、北海道旅客鉄道(JR北海道)の駅となる[1]。
駅名の由来
美瑛の北方にあるため[5]。地名の「宇莫別」は当駅のすぐそばで辺別川に合流する宇莫別川のアイヌ語名「ウパㇰペッ(u-pak-pet)」(相・匹敵する・川=本流の辺別川に匹敵する長さの川)に由来する[6]。
駅構造
富良野方に向かって左手に1面1線の単式ホームを有する地上駅(無人駅)[2]。
ホーム(2017年7月)
駅名標(2017年7月)
駅前広場(2017年7月)
利用状況
乗車人員の推移は以下のとおり。年間の値のみ判明している年については、当該年度の日数で除した値を括弧書きで1日平均欄に示す。乗降人員のみが判明している場合は、1/2した値を括弧書きで記した。
また、「JR調査」については、当該の年度を最終年とする過去5年間の各調査日における平均である。
駅周辺
農村部にあり、周辺は森林が広がっていて辺別川と宇莫別川の合流地点が近い。駅入り口は道道213号に接する。また近くに砂利砕石工場がある。
- 国道237号
- 北海道道213号天人峡美瑛線
- 宇莫別簡易郵便局
- 美瑛町立美進小学校
- 道北バス「宇莫別入口」停留所
- 辺別川
- 宇莫別川
隣の駅
脚注
出典
- ^ a b c d 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』JTB、1998年、887頁。ISBN (978-4-533-02980-6)。
- ^ a b c 宮脇俊三、原田勝正 著、二見康生 編『北海道630駅』小学館〈JR・私鉄各駅停車〉、1993年6月20日、124頁。ISBN (4-09-395401-1)。
- ^ a b 日本国有鉄道営業局総務課 編『停車場一覧 昭和41年3月現在』日本国有鉄道、1966年、235頁。doi:10.11501/1873236 。2022年12月10日閲覧。
- ^ a b 美瑛町役場 編『美瑛町史』 2巻、美瑛町、1959年、226頁。doi:10.11501/3450767 。2023年1月2日閲覧。
- ^ a b 『北海道 駅名の起源』(第1版)日本国有鉄道北海道総局、札幌市、1973年3月25日、133-134頁。(ASIN) B000J9RBUY。
- ^ 山田秀三『北海道の地名』(2版)草風館、浦安市〈アイヌ語地名の研究 別巻〉、2018年11月30日、110頁。ISBN (978-4-88323-114-0)。
JR北海道
- ^ 「富良野線(富良野・旭川間)」(PDF)『線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)』、北海道旅客鉄道、2017年12月8日。 オリジナルの2017年12月9日時点におけるアーカイブ2017年12月10日閲覧。 。
- ^ 「」(PDF)『線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために)』、北海道旅客鉄道株式会社、3頁、2018年7月2日。 オリジナルの2018年8月18日時点におけるアーカイブ2018年8月18日閲覧。 。
- ^ “” (PDF). 線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために). 北海道旅客鉄道. p. 3 (2019年10月18日). 2019年10月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年10月18日閲覧。
- ^ “” (PDF). 地域交通を持続的に維持するために > 輸送密度200人以上2,000人未満の線区(「黄色」8線区). 北海道旅客鉄道. p. 3 (2020年10月30日). 2020年11月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年11月4日閲覧。
- ^ “”. 北海道旅客鉄道. 2022年8月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年8月14日閲覧。
- ^ “”. 北海道旅客鉄道. 2022年9月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年9月3日閲覧。
関連項目
外部リンク
- 北美瑛|駅の情報検索(時刻表・バリアフリー)|駅・鉄道・観光|JR北海道- Hokkaido Railway Company