北原 雅紀(きたはら まさき、1972年 - )は、日本の漫画原作者。一部作品でペンネーム小路谷 純平(おろだに じゅんぺい)を使用する。連載デビュー作は2004年『昆虫鑑識官ファーブル』。
経歴
兵庫県洲本市出身[2]。洲本市立洲本第二小学校の図工の授業で漫画本を作って褒められ、柳学園の中高生時代では学校に提出する日誌に「連載」した[2]。しかし高校2年生で作画に挫折し、脚本家を目指して早稲田大学第二文学部に入学した[2]。三田誠広に師事し、シナリオ学校にも通った[2]。卒業後は印刷会社に就職し、コピーライターの傍らで創作を続け、2003年にシナリオが編集者に認められた[2]。
2004年『(昆虫監察官ファーブル)』で連載デビュー、直前に9年間勤務した会社を辞め、以後は原作に専念[2]。手掛けるテーマは食育、裁判員制度、小児科医療、アイドルなど多彩[2]。
作品
- 氷雨かるた(画・(森藤映子)、『週刊ヤングジャンプ増刊漫革』2002年 読切) - 集英社ヤングジャンプ原作大賞で準入選後に漫画化
- (昆虫鑑識官ファーブル)(画・(あきやまひでき)、『ビッグコミックスペリオール』2004年 - 2007年) - 連載デビュー作品
- あいどるDays(画・真里まさとし、『週刊ヤングジャンプ増刊漫革』2005年 - 2007年)
- (あんこう〜快釣海上捜査線)(画・(あきやまひでき)、『ビッグコミックスペリオール』2007年 - 2008年)
- (玄米せんせいの弁当箱)(画・魚戸おさむ、『ビッグコミックオリジナル』2008年 - 2011年)
- ジキルとハイドと裁判員(画・森田崇、『ビッグコミックスペリオール』2009年 - 2010年)
- Dr.キュイジーヌ(画・たなかかなこ、『ジャンプ改』2011年、読切)
- (真夜中のこじか)(画・あおきてつお『ビッグコミックオリジナル』、2011年 - 2013年)
- どらコーボク(画・石川サブロウ、『ビッグコミック』2011年 - 2012年) - 小路谷純平名義
- (プロメテオ)(画・小野洋一郎、『イブニング』2015年 - 2016年[3])
- (すばらしきかな人生-ふたたび友郎-)(画・(若狭星)、『ビッグコミック』2015年 - 2017年) - 香川まさひとの原作、同じく若狭星による『すばらしきかな人生 まさみ』と3話ずつ交互に連載された。
- (ショパンの事件譜)(画・あおきてつお、『ビッグコミック増刊号』『ビッグコミック』2015年 - 2020年)
- (双〜暗闇探偵寄譚〜)(画・(星乃パルコ)、『(eBigcomic4)』、2019年)
- (ママ友は静かに笑う)(画・あおきてつお『まんが王国』、2019年 - 2020年)
- (アンチリーガル ROCK AND LAW)(画・(若狭星)、『ビッグコミックオリジナル』、2020年)
- (悪役令嬢は服飾スキルでバッドエンドを回避する)(画・(白飯元貴)、『Booklive!』(COMICエトワール)、2022年 - 2023年)
- (トリああああああジ)(画・(トータス杉村)、原案・(A・ドワノ)、『eBigComic4』→『デジコレ』、2022年 - ) - 物語協力
- (見知らぬ私の犯罪)(画・岡田理知、『まんが王国』、2022年 - )
- (キルマイセルフ)(画・ごんけ賢吾、『LINEマンガ』『ピッコマ』(J-TOON)、2023年 - )
脚注
外部リンク
- きたはら探題 - 漫画原作者・北原雅紀オフィシャルブログ
- 小学館 > 著者 > 北原雅紀
- 小学館 > 著者 > 小路谷純平