勝瀬(かつせ、かっせ[注 1])は、神奈川県海老名市の大字。丁番をもたない単独町名。郵便番号は243-0404[3]。世帯数・人口は2013年4月1日現在で250世帯595人(平成22年度国勢調査に基づく推計人口)。
地理
市内中央部に位置し、中央や国分南などの地区を間に挟んで東西2つの地域に分かれている。2013年現在、東側の地域のみ住居表示が実施されている。
東側の地域は(座間丘陵)の南部の高台に位置し、住宅化が進行している。一方、西側の地域は相模平野に位置し、(海老名市役所)など一部の建物を除いて水田が広がっている。
面積
面積は以下の通りである[1]。
大字 | 面積(km2) |
---|---|
勝瀬(住居表示未実施) | 0.14 |
勝瀬(住居表示実施済) | 0.07 |
計 | 0.21 |
歴史
もともと、「勝瀬」は神奈川県津久井郡日連村(現:相模原市緑区)に所在する集落(北緯35度37分0秒 東経139度10分40秒 / 北緯35.61667度 東経139.17778度)であったが、1938年(昭和13年)から始まった神奈川県の相模川河水統制事業によって作られるダム湖(現在の相模湖)に集落全戸が水没することになったため、同年時点で集落にあった住宅64戸のうち、35戸が神奈川県耕地課の斡旋で当時の高座郡海老名村に移住してきた[注 2]。当時の一帯は民家は皆無で、桑畑のほかは林の広がる荒地であったという。
地名の由来
「勇ましい川瀬」を意味する。
沿革
世帯数と人口
小・中学校の学区
市立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる[6]。
大字 | 番地 | 小学校 | 中学校 |
---|---|---|---|
勝瀬(住居表示実施済) | 1~10番 | 海老名市立海老名小学校 | 海老名市立海老名中学校 |
勝瀬(住居表示未実施) | 83~197 200~235 | ||
198~199 236~249 | 海老名市立中新田小学校 | 海老名市立海西中学校 |
主な施設
勝瀬(住居表示未実施)
- 海老名市役所
勝瀬(住居表示実施)
- 鳳勝寺
- 八坂神社
- 海老名市立勝瀬保育園
- 海老名市立勝瀬文化センター
交通
地内を通る鉄道路線および高速道路・国道はない。最寄の鉄道駅は海老名駅。
道路
一般県道
- 神奈川県道407号杉久保座間線 - 東側地域の西端を南北に走り、国分南および大谷北との境界線をなす。
バス
西側地域では海老名市役所周辺を相鉄バス・神奈川中央交通・海老名市コミュニティバスの各路線が通り、海老名駅と各方面を結んでいる。
東側地域では北端を相鉄バス、南端を海老名市コミュニティバスの路線が通過し、それぞれ海老名駅と綾瀬市方面・市南部方面を結ぶ。
脚注
注釈
- ^ 角川日本地名大辞典より
- ^ 移住前の旧勝瀬集落の名残としては、神奈川県道520号吉野上野原停車場線が相模湖を渡る「勝瀬橋」(かながわの橋100選)や、相模湖で遊覧船を運航する企業「勝瀬観光」などがある。
出典
参考文献
外部リンク
- 海老名市住居表示新旧対照案内図 勝瀬 (PDF)