経歴
北海道旭川北高等学校を経て、立教大学文学部日本文学科を卒業。
高校時代に本格的に創作を始めてインターネット上で作品を発表する傍ら、NHKの短歌番組の常連入選者として活躍する。10代の微妙な心情を平易な言葉で巧みに表現した作風は、枡野浩一らに高く評価される。2000年に短歌研究社主催の「うたう」で作品賞佳作となる。2001年に雑誌『ハッピーマウンテン』、処女短歌集『ハッピーアイスクリーム』を出版し、後者は歌集として異例のベストセラーとなる。
2002年の進学を機に上京して本格的に作家活動を開始する。第2短歌集『たぶん絶対』を出版して雑誌『Zipper』(祥伝社)で短歌エッセイを連載するほかに、恋愛小説も多数執筆する。
2018年に第一子を出産し、同年6月以降は地元旭川市に在住していたが[1]、2021年8月に再び都内に拠点を戻した[2]。
人物
出演
ラジオ
- かとちえ・舞のラジオ!ラジオ!ラジオ!(2001年11月~2002年3月・FMりべーる)
- (2015年4月~2016年3月・ニッポン放送)
- 加藤千恵&西加奈子のオールナイトニッポンR(2016年6月25日・ニッポン放送)
ネットテレビ
- ホウドウキョク24「真夜中のニャーゴ」(2015・フジテレビオンデマンド)
著作
歌集
小説
- ゆるいカーブ(2006・スリーエーネットワーク) 真夜中の果実(改題、幻冬舎文庫)
- ハニー ビター ハニー(2009・集英社文庫)
- 誕生日のできごと(2010・ポプラ文庫ピュアフル)
- さよならの余熱(2010・集英社文庫)
- あかねさす 新古今恋物語(2011・河出書房新社)
- カノン(2011・ソニー・デジタルエンタテメント)
- その桃は、桃の味しかしない(2012・幻冬舎)
- あとは泣くだけ(2012・集英社)
- 映画じゃない日々(2012・祥伝社文庫)
- 春へつづく(2013・ポプラ社)
- いろごと(2014・ぶんか社)
- こぼれ落ちて季節は(2014・講談社)
- 点をつなぐ(2015・角川春樹事務所)
- 蜜の残り(2015・角川文庫)
- アンバランス(2016・文藝春秋)
- ラジオラジオラジオ!(2016・河出書房新社)
- いつか終わる曲(2016・祥伝社文庫)
- いびつな夜に(2018・幻冬舎文庫)
- 消えていく日に(2018・徳間書店)
- そして旅にいる(2019・幻冬舎)
- この街でわたしたちは(2020・幻冬舎)
共編著
翻訳
- ガールズ・ルール 女の子って最高! アシュリー・ライス 汐文社 2005.1
- フレンズ・ルール 友だちって最高! アシュリー・ライス 汐文社 2005.2
関連項目
- 春見朔子 - 小説家、高校の同級生
脚注
外部リンク
- 加藤千恵公式サイト
- 加藤千恵 (@katochie1110) - Twitter
- vol.02 加藤千恵「『くちびるから散弾銃』みたいに楽しく暮らしたいと思っていたけど、誕生日に読み返したら『もう夢はかなってる』と気づいて」