刈田嶺神社（かったみねじんじゃ）は、奥羽山脈・蔵王連峰の宮城県側、刈田岳（標高1,758m）山頂にある神社。山麓の遠刈田温泉にある「刈田嶺神社」と対になっており、当社を「奥宮」、遠刈田温泉の同名社を「里宮」と言う。神体は、夏季に山頂の「奥宮」に、冬季は麓の「里宮」にと、両宮の間を季節遷座している。
| 刈田嶺神社 | |
|---|---|
| 所在地 | 宮城県刈田郡七ヶ宿町[1] |
| 位置 | 北緯38度7分40.17秒 東経140度26分52.21秒 / 北緯38.1278250度 東経140.4478361度座標: 北緯38度7分40.17秒 東経140度26分52.21秒 / 北緯38.1278250度 東経140.4478361度 |
| 主祭神 | 天之水分神 国之水分神 |
| 別名 | 奥宮 |
| 地図 | 刈田嶺神社 |
「蔵王連峰」の "蔵王" は、かつて両宮が祀っていた蔵王権現に由来する。
季節遷座
詳細は「(刈田嶺神社 (蔵王町刈田岳)#季節遷座)」を参照
歴史
詳細は「(刈田嶺神社 (蔵王町刈田岳)#歴史)」を参照
所在地について
当社は刈田岳山頂エリアにある。当社の所在地は宮城県刈田郡蔵王町大字遠刈田温泉字倉石岳国有林[2]である（刈田嶺神社 (蔵王町刈田岳) ）が、当社は同郡七ヶ宿町内にあるとする俗説[1]もある。
ちなみに当社に隣接する三等三角点「刈田岳」（北緯38度7分39.9156秒 東経140度26分53.4748秒 / 北緯38.127754333度 東経140.448187444度）の所在地は、宮城県刈田郡蔵王町大字遠刈田温泉字倉石岳国有林となっている[3]。
詳細は「(刈田嶺神社 (蔵王町刈田岳)#所在地)」を参照
アクセス
道路が閉鎖されている厳冬期の当社（2006年3月9日）
「御釜 (蔵王連峰)」も参照
蔵王エコーライン（無料）から蔵王ハイライン（昼間有料）に入り、宮城県営蔵王レストハウス（北緯38度7分42.47秒 東経140度26分48.38秒 / 北緯38.1284639度 東経140.4467722度）の前にある刈田峠駐車場（無料）に駐車。徒歩約15分。
冬季閉鎖期間については「(宮城県道・山形県道12号白石上山線#蔵王エコーライン)」参照。
同名の神社
| 所在地 | 現称 | 別名 | |||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 県 | 郡 | 町 | 地区 | 位置 | |||
| 宮 城 県 | 刈 田 郡 | 蔵 王 町 | 蔵王・刈田岳（熊野岳から遷宮） | 山頂周辺には神威を現す噴火口 | 地図 | 刈田嶺神社 | 奥宮 |
| 東麓・遠刈田温泉の嶽之坊跡地 | 地図 | 刈田嶺神社 | 里宮 | ||||
| (青麻山(大刈田山）)（北緯38度05分05.1863秒 東経140度36分27.1756秒 / 北緯38.084773972度 東経140.607548778度） | 山体（大刈田山）を祀る嶺神社を西山の白鳥社（日本武尊）に合祀 | 地図 | 刈田嶺神社 | 白鳥大明神 | |||
なお、山形県側にも、蔵王大権現(刈田嶺神社)(山形市下宝沢)、刈田嶺神社（山形市蔵王半郷字石高）、刈田嶺神社（上山市金谷）がある。
脚注
関連項目
外部リンク
- 苅田嶺神社（陸奥国苅田郡）（「神道・神社資料集成」『神道と日本文化の国学的研究発信の拠点形成』國學院大學 (大学院文学研究科神道学専攻・日本文学専攻・日本史学専攻及び日本文化研究所)は平成１４年度「文部科学省21世紀COEプログラム」）
- どきたんドットコム（蔵王町の歴史と文化財 公式ホームページ）