概要
ヤクザ渡世における兄弟分の契りをテーマにした歌曲であり大ヒットした。
歌曲
ミリオンセラーを記録し[1]、北島の代表的なレパートリーのひとつである。
日本放送協会(NHK)の歌謡番組に多数出演している北島だが、この「兄弟仁義」だけは、一度も『NHK紅白歌合戦』では披露されていない[2]。その一方で、『トップスターショー・歌ある限り』(1977年。藤圭子と共演し藤圭子が歌唱)や『ビッグショー』(1978年。浅香光代と共演)[3]など他の番組では披露した実績がある他[4]、『新・BS日本のうた』で他の歌手によるカバーが披露された例がある。また、『NHKのど自慢』でも出場者が歌唱した実例がある。
映画の主題歌として編まれた曲だが、作詞の星野哲郎は、自身が日本コロムビアから、新興のクラウンレコード(現:日本クラウン)へ移籍する際の、北島とのエピソードが着想となったとしている。クラウンレコード移籍を決意した星野が、公演中だった北島を訪ね別れを告げると、北島は「俺たち義兄弟じゃないか」と語り、星野と行動を共にした、という一連の動きを、渡世者になぞらえたものである、という[5]。