佐藤 正一（さとう しょういち、1947年12月6日 - ）は北海道出身[1]のプロゴルファー。国際スポーツ振興協会所属。
来歴
札幌工業高校時代は中華料理店でアルバイトしていたこともあった[2]。18歳からゴルフを始め、1971年にプロ入り[1]。
1979年のフジサンケイクラシックでは、青木功・尾崎将司の一騎討ちと予想された最終日、尾崎が7番のOBで崩れ、青木も8、10番のボギーで躓くと、この間必死にパーを拾ってきた佐藤が最終ホールでも1.8ｍのパーパットを沈め尾崎を相手に逆転勝ち[3] [1]する。佐藤はマンデートーナメントを突破しての本戦出場で初優勝したが、大会出場権の無い選手でもチャンスを掴める好機を生かし、マンデーからのツアー優勝を初めて成し遂げた[4]。大きな話題となった[5]ほか、その快挙はツアーで長く語り継がれた[6]。同年には地元の北海道オープン、1980年には東武プロアマに優勝[7]。
茨城ゴルフ倶楽部ヘッドプロ時代は細川和彦を指導[8]したほか、スウィングとクラブ、ボールなどにも造詣が深く、大手クラブメーカーの設計顧問としても手腕を発揮[7]。マルマンコンダクターの製作後はエスヤードの設計・監修[9]に携わった[10]。
スウィング分析にも定評があり、レッスンは分かりやすく理論的[7]で、テレビ番組「遊々ゴルフ」でもレッスンを担当[9]。日本プロゴルフ協会副会長として、トーナメントプロとティーチングプロの資格認定委員長も務め[7]、2014年には日本プロスポーツ大賞功労賞を受賞[9]。
2015年には日本プロゴールドシニアで単独首位からスタートし、3バーディ・4ボギーの73で1つスコアを落としながらもトータル2アンダーで矢部昭・鷹巣南雄を抑えて逃げ切り、初の日本タイトルを手にした[11]。2022年には「ISPS HANDA・60歳を超えても、じいさんではないのだ!!トーナメント」で優勝[12]。
主な優勝
レギュラー
- 1979年 - フジサンケイクラシック、北海道オープン
シニア
- 2015年 - 日本プロゴールドシニア
その他
- 1980年 - 東武プロアマ
- 2022年 - ISPS HANDA・60歳を超えても、じいさんではないのだ!!トーナメント
脚注
- ^ a b c d ゴルフ侍、見参!【真剣勝負!佐藤正一プロvsトップアマ】
- ^ 〔日本ｺﾞｰﾙﾄﾞﾕﾆﾃｯｸｽHD杯/ FR〕2位タイ佐藤正一は中断がなればあと一つ
- ^ 歴代優勝者（1970年代）｜ フジサンケイクラシック
- ^ ジャンボの「奇跡」、石川の劇的連覇…フジサンケイクラシック、名勝負プレーバック
- ^ 美しく静かな格調高き名門ゴルフ場で桜の季節にコンぺ開催！ 東松山カントリークラブ 中コース 【2017年4月4日(火)】
- ^ 主催者推薦選考会（マンデートーナメント）から13人が挑戦!! - 日本ゴルフツアー機構 - The Official Site of JAPAN GOLF TOUR
- ^ a b c d 飛んで曲がらない ドライバー&フェアウェイウッド／佐藤正一 著
- ^ 「きょうは拾いまくりだよ」細川和彦 - 日本ゴルフツアー機構 - The Official Site of JAPAN GOLF TOUR
- ^ a b c 佐藤 正一 - PGA会員詳細 - 公益社団法人 日本プロゴルフ協会
- ^ PGAリポート86
- ^ グランドは重信秀人が優勝!ゴールドは佐藤正一が逃げ切りV
- ^ 【ISPS NEWS】60歳以上の大ベテラン達に希望を! ISPS HANDA・60歳を超えても、じいさんではないのだ!!トーナメント
外部リンク
- 佐藤 正一選手 プロフィール - 日本ゴルフツアー機構 - The Official Site of JAPAN GOLF TOUR