伊藤 紀之 (いとう のりゆき、1940年 - )は、日本のインダストリアルデザイナー、家政学者。共立女子大学家政学部名誉教授。(服飾文化学会)元会長。(日本手芸普及協会)会長。
略歴
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1964年に千葉大学工学部工業意匠学科を卒業後、東芝に入社。家電・家具・ユニフォームのデザイナーとなる。その後、大学院に戻り、1973年に同研究科修士課程修了。共立女子大学に専任講師として就任。1978年に助教授に、1992年に教授に昇任。服飾文化学会会長、日本手芸普及協会会長、日本デザイン学会監事、国際浮世絵学会理事を歴任。
研究
家政学の中で生活デザインを定義した人物の一人であり、湯たんぽ研究の第一人者である[1]。また、国際浮世絵学会の理事であり、300点ほどの浮世絵コレクションを有する[1]。他にも、(ファッションプレート)のコレクターでもある[1]。
なお、湯たんぽ研究に関する研究成果は、複数の研究不正の被害にあっている。サンキュータツオによれば、ある地方自治体主催の展覧会パンフレットに無断引用されたほか、某大学教授の「コンピュータ時代のデザイン」という論文で盗用されたことが判明している[2]。後者については謝罪があったが、前者についてはまだ未解決である[2]。
著作リスト
- 『被服デザインの体系』((三共出版)、1983年)
- 『ファッション・プレートへのいざない』((フジアート出版)、1991年)
監修
- 『アール・デコのファッション・ブック - Journal des Dames et des Modes 1912~14』((岩崎美術社)、1996年)
編著
- 『生活デザインの体系』((宮武恵子)、(玉田真紀)、(畑久美子)共著、三共出版、2012年)
共編著
脚注
参考文献
外部リンク
- Researchmap>伊藤紀之
- KAKEN>伊藤紀之
- サンキュータツオ教授の優雅な生活>湯たんぽの伊藤紀之先生に会ってきた!