伊勢崎神社(いせさきじんじゃ)は、群馬県伊勢崎市本町にある神社。旧社名は飯福神社(いいふくじんじゃ)で、通称はいいふくさま。旧社格は県社[3]。社紋は「丸に剣片喰」。
祭神
歴史
創建は建保元年(鎌倉時代)、三浦義澄(三浦介義澄)によるものと伝えられている。地元・赤石城(伊勢崎城)城主からの信仰篤く、後に上杉謙信(輝虎)や由良信濃守成繁といった武将らも崇敬していたという。江戸時代以降、当地の領主が代々、社殿の修繕や祭典執行を担い、明和9年には吉田家から正一位に叙されている[3]。
1873年(明治6年)に社格が村社に列し、1906年(明治39年)には(神饌幣帛料供進神社)の指定を受ける[4]。1926年(大正15年)、近くにあった稲荷神社など数社が合併し、社名を飯福神社から伊勢崎神社へと改称。1941年(昭和16年)には社格が県社に列した[3]。
境内
境内地の広さは約700坪である。ケヤキやイチョウなどの木々が生い茂っている[5]。
拝殿は1935年(昭和10年)の建築[6]。正面入口上部に掲げられている巨大な木製のプロペラは、旧・中島飛行機(のちの富士重工業、現・SUBARU)の社員が1937年(昭和12年)に、戦地から無事に帰還するよう祈願して奉納した九〇式三号水上偵察機のものである。プロペラは当社の朱印や渡航・航空安全お守りのデザインにも反映されている[7][8]。
境内社として稲荷神社(もと三光町)、福徳社(福徳社会館内)がある[5]。
拝殿
本殿
境内裏の鳥居
境内に建つ「伊勢崎おどり」の石碑
例祭・神事
交通アクセス
その他
脚注
- ^ a b “県内神社紹介”. 群馬県神社庁. 2020年1月26日閲覧。
- ^ a b “御祭神”. 伊勢崎神社. 2020年1月26日閲覧。
- ^ a b c d e f 「伊勢崎神社」『角川日本地名大辞典 10 群馬県』129ページ。
- ^ 「伊勢崎町 飯福神社」『佐波郡神社誌』2ページ。
- ^ a b “境内案内”. 伊勢崎神社. 2020年1月26日閲覧。
- ^ “御由緒”. 伊勢崎神社. 2020年1月26日閲覧。
- ^ “プロペラについて”. 伊勢崎神社. 2020年1月26日閲覧。
- ^ a b 斎藤雅道 (2019年12月31日). “プロペラ飾る神社に見た伊勢崎市と中島飛行機の深い縁 戦後は富士重工「スバル360」も”. 乗りものニュース (メディア・ヴァーグ)2020年1月26日閲覧。
- ^ “願いも煙も天まで届け 伊勢崎神社で巨大焼きまんじゅう焼き上げ”. 上毛新聞 (2020年1月12日). 2020年3月22日閲覧。
- ^ “伊勢崎で「上州焼き饅祭」 巨大焼きまんじゅう「福分け」”. 高崎前橋経済新聞 (フェイス). (2020年1月10日)2020年3月22日閲覧。
- ^ “ゑびす講祭”. 伊勢崎神社. 2020年3月22日閲覧。
- ^ a b c “ぐんラボ! 伊勢崎神社”. 朝日印刷工業. 2020年1月26日閲覧。
- ^ a b c d “交通アクセス”. 伊勢崎神社. 2020年1月26日閲覧。
- ^ “市営駐車場・駐輪場のご案内”. 伊勢崎市 (2019年10月23日). 2020年1月26日閲覧。
- ^ 「宮元町」『角川日本地名大辞典 10 群馬県』914ページ。
- ^ “伊勢崎銘仙お守り”. 伊勢崎神社. 2020年1月26日閲覧。
- ^ “『はぐちさん』と伊勢崎神社がコラボして、オリジナルキーホルダーを作りました!”. 伊勢崎神社. 2020年1月26日閲覧。
- ^ “飯福神社の検索結果”. Mapion. 2020年1月26日閲覧。