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京阪鋼索客車

京阪鋼索客車(けいはんこうさくきゃくしゃ)は、京阪電気鉄道京阪鋼索線(石清水八幡宮参道ケーブル)で使用されている鋼索式鉄道用客車。

京阪鋼索客車(2代目)1号「あかね」(新塗装)(2020年1月26日撮影)
京阪鋼索客車(2代目)2号「こがね」(新塗装)(2020年1月26日撮影)

本項では、1955年(昭和30年)に運用を開始した初代の車両(1号・2号)と、2001年(平成13年)7月11日に運用を開始した2代目の1号・2号の両方について記述する。

初代

初代の車両(1号・2号)は、戦争の激化に伴って1944年(昭和19年)に廃止された鋼索線を1955年12月に復活させるにあたって[1]、同年に製造された。京阪初の日立製作所製車両であった(その後1959年大津線260形が日立で製造されたが、それ以降京阪の車両は線区を問わず日立では製造されていない)。塗色は特急と同じマンダリンオレンジとカーマインレッドのツートーンカラー。車体は、前面が湘南形に近似した2枚窓デザインで、全長約14メートル[2]、片側5扉であった。

2001年6月14日に1号が、翌15日に2号が、新造された後継の車両(後述)と入れ替わる形で搬出された[1]

2代目

2代目の車両(1号・2号)は、2001年(平成13年)に、旅客サービスと保安度の向上を図るため[3]、約半世紀ぶりに新造された。製造メーカーは、川崎重工業[注 1]である。同年6月14日に1号が、翌15日に2号が、それぞれ初代と入れ替わるように搬入されて、同年7月11日に営業運転を開始した[1]。車体前面は6000系以降の2枚窓デザインを踏襲しており、側面は初代と同じく片側5扉である。塗色は初代と同様のツートーンカラーを纏う[注 2]。座席配置は、全て固定式クロスシートで、ケーブル八幡宮山上駅側の車掌台の横の一座席を除き、全て麓のケーブル八幡宮口駅側を向いている。これは、下山時に橋梁からの眺望を確保するためとしている。

2008年(平成20年)4月15日に京阪線の車両の塗装変更が発表されたが、この2両の塗装は対象外であった。

京阪電鉄の車両には成田山不動尊のお札が取り付けられているが、鋼索線については初代客車より男山にある石清水八幡宮のお札が取り付けられている。

冷房装置を搭載していないため、夏季にはケーブル八幡宮口駅とケーブル八幡宮山上駅に「ひえゾウくん」と名付けられた冷風機が設置され、停車中の車内に冷風を送り込んでいる。

2019年(令和元年)6月19日から「陽(赤)の遣い」「月(黄)の遣い」をコンセプトに「片方が昇ると片方が下るケーブルカーを『太陽』と『月』に見立てた車両デザイン」に外装・内装とも変更して運行しており、太陽の光・石清水八幡宮の社殿の朱色・京阪特急の赤色(カーマインレッド)をイメージした赤い車両(1号)に「あかね」、月の光・石清水八幡宮の社殿の金色・京阪特急の黄色(マンダリンオレンジ)をイメージした黄色の車両(2号)に「こがね」の愛称が設定された[4][5]

脚注

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注釈

  1. ^ ただし大阪車輌工業の公式HPでも2代目車両の写真が掲載されているため、同社も製造に携わっている。
  2. ^ 2016年10月現在、京阪の車両で旧特急色に塗られているのは鋼索客車のみである。

出典

  1. ^ a b c 福島温也「京阪電気鉄道 現有車両プロフィール 2009」、『鉄道ピクトリアル2009年8月臨時増刊号』第822巻、電気車研究会、2009年、273頁
  2. ^ 青野邦明『私鉄の車両15 京阪電気鉄道』、保育社、1986年、90頁
  3. ^ 京阪電気鉄道(株)鉄道事業部技術課「車両総説」、『鉄道ピクトリアル2009年8月臨時増刊号』第822巻、電気車研究会、2009年、50頁
  4. ^ “国宝・石清水八幡宮への参道となるケーブルカー 鋼索線の車両デザインを一新します 〜通称は「石清水八幡宮参道ケーブル」に変更〜” (PDF). 京阪電気鉄道 (2019年5月14日). 2019年5月15日閲覧。
  5. ^ “京阪電気鉄道「あかね」「こがね」新デザインのケーブルカー公開”. マイナビニュース. (2019年6月17日). https://news.mynavi.jp/article/20190617-akanekogane/ 
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