井上 衛(いのうえ まもる、1969年- )は、日本の映画、テレビドラマプロデューサー。ワタナベエンターテインメント執行役員。過去にWOWOWドラマ制作部、劇団四季、朝日新聞に所属していた。兵庫県宝塚市出身。
略歴
1969年(昭和44年)兵庫県宝塚市出まれ。1993年(平成5年)朝日新聞社の文化企画局、1995年(平成7年)劇団四季を経て、2000年(平成12年)WOWOWに入社[1]。
WOWOWドラマ制作部で、2003年(平成15年)から発足されたドラマシリーズドラマWの立ち上げプロジェクトに携わり、数々のベストセラー作家の小説をドラマ化[2]。『MOZU』『ダブルフェイス』や、東野圭吾・湊かなえ原作のドラマなど、数々のテレビドラマ、映画をプロデュース。その後、2021年(令和3年)BS松竹東急開局準備にあわせて執行役員 制作局担当 エグゼクティブプロデューサーを務める[1]。
2022年(令和4年)ワタナベエンターテインメント執行役員に転身。
単発、スペシャルドラマ
記載のないものは、プロデューサーとしての参加。
- 『コスメティック』(2003年6月28日、WOWOW) - 宣伝
- 『交渉人』(2003年8月17日、WOWOW) - 宣伝
- 『愛と資本主義』(2003年11月29日、WOWOW) - 宣伝
- 『娘の結婚』(2003年12月14日、WOWOW) - 広報
- 『理由』(2004年4月29日、WOWOW) - 宣伝
- 『自由戀愛 bluestockings』(2005年1月23日、WOWOW) - アシスタントプロデューサー
- 『祖国』(2005年8月14日、WOWOW) - アシスタントプロデューサー
- 『OUT LIMIT』(2005年10月10日、WOWOW) - アシスタントプロデューサー
- 『春、バーニーズで』(2006年、WOWOW)
- ※ 第43回ギャラクシー賞奨励賞受賞
- 『神様からひと言』(2006年、WOWOW)
- 『黒い春』(2007年、WOWOW)
- 『孤独の歌声』(2007年、WOWOW)
- 『シリウスの道』(2008年、WOWOW)
- 『6時間後に君は死ぬ』(2008年、WOWOW)
- 『兄帰る』(2009年、WOWOW)
- 『戦力外通告』(2009年、WOWOW)
- 『都市伝説セピア』(2009年、WOWOW)
- 『その時までサヨナラ』(2010年、WOWOW)
- 『(同期)』(2011年、WOWOW)
- 『ダブルフェイス 潜入捜査編 偽装警察編』(2012年、TBS,WOWOW)
- ※ 東京ドラマアウォード2013グランプリ獲得
- ※ 2013年日本民間放送連盟賞優秀賞受賞
- ※ 衛星放送協会オリジナル番組アワードオリジナル編成企画賞特別賞受賞
- 「MOZU」スピンオフドラマ『大杉探偵事務所』(2015年11月、TBS,WOWOW)
- 『あんのリリック -桜木杏、俳句はじめてみました-』(2021年、WOWOW) - スーパーバイザーとして
- 『夜のあぐら~姉と弟と私』(2022年、BS松竹東急)[1]
- 『私小説 -発達障がいのボクが純愛小説家になれた理由-』(2023年4月7日・8日、テレビ朝日)
連続、シリーズドラマ
記載のないものは、プロデューサーとしての参加。
- 『隠蔽指令』(2009年、WOWOW)
- 『(TOKYO23 〜サバイバルシティ)』(2010年、WOWOW)
- 『ブカツ道 』(2010年、WOWOW)
- 『東野圭吾 (幻夜)』(2010年、WOWOW)
- 『東野圭吾 (分身)』(2012年、WOWOW)
- 『罪と罰 A Falsified Romance』(2012年、WOWOW)
- 『天の方舟』(2012年、WOWOW)
- ※ 第41回 国際エミー賞テレビムービー/ミニシリーズ部門ノミネート
- 『ネオ・ウルトラQ』(2012年、円谷プロダクション,WOWOW)
- 『配達されたい私たち』(2013年、WOWOW)
- 『MOZU』(2014年、TBS,WOWOW)
- ※ ギャラクシー賞2014年7月度月間賞受賞
- ※ 2014年 東京ドラマアウォード作品賞・優秀賞(連続ドラマ部門)受賞
- ※ 第43回 国際エミー賞連続ドラマ部門ノミネート
- 『東野圭吾 (変身)』(2014年、WOWOW)
- 『(平成猿蟹合戦図)』(2014年、WOWOW)
- 『(硝子の葦)』(2015年、WOWOW)
- 『(煙霞~Gold Rush~)』(2015年、WOWOW)
- 『東野圭吾 (カッコウの卵は誰のもの)』(2016年、WOWOW)
- 『(プラージュ)』(2017年、WOWOW)
- 『東野圭吾 (片想い)』(2017年、WOWOW)
- 『(イノセント・デイズ)』(2018年、WOWOW) - 企画も担当。
- 『(イアリー 見えない顔)』(2018年、WOWOW)
- 『(盗まれた顔 〜ミアタリ捜査班〜)』(2019年、WOWOW) - チーフプロデューサーとして
- 『東野圭吾 (ダイイング・アイ)』(2019年、WOWOW)
- 『湊かなえ (ポイズンドーター・ホーリーマザー)』(2019年、WOWOW)
- 『(パレートの誤算) ~ケースワーカー殺人事件』(2019年、WOWOW)
- 『文豪少年!〜ジャニーズJr.で名作を読み解いた〜』(2021年、WOWOW)[3]
- 『東野圭吾 さまよう刃』(2021年、WOWOW)
※衛星放送協会オリジナル番組アワードドラマ部門最優秀賞受賞
- 『お父さん、私、この人と結婚します!』(2022年、BS松竹東急)
映画
記載のないものは、プロデューサーとしての参加。
- 『パレード』(2010年)
- ※ 第60回 ベルリン国際映画祭国際批評家連盟賞受賞
- 『武士道シックスティーン』 (2010年)
- 『(劇場版 MOZU)』(2015年)
脚注
関連項目
- 劇団四季
- 朝日新聞
- WOWOW
- ワタナベエンターテインメント
- (宝塚市#出身者)