中臣御食子

中臣 御食子（なかとみ の みけこ）は、飛鳥時代の貴族。名は彌気、美気古とも記される。中臣鎌足の父。中臣可多能祜の長男。冠位は小徳冠。中臣氏第一門の祖。妻は大伴智仙娘。

凡例 中臣 御食子
時代	飛鳥時代
生誕	不明
死没	不明
別名	彌気、美気古
官位	小徳冠
主君	推古天皇→舒明天皇
氏族	中臣氏
父母	父：中臣可多能祜 母：山部歌子娘・那爾毛古娘^[1]
兄弟	御食子、国子、(糠手子)
妻	大伴咋娘・智仙姫
子	藤原鎌足、(久太)、(垂目)
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経歴

推古天皇36年（628年）に推古天皇が崩御した際、蘇我蝦夷や阿倍内麻呂と組して次期天皇に田村皇子（のちの舒明天皇）を推挙し、事態を収めた^[2]。

その他の業績については不明であるが、皇極天皇3年（644年）に息子の鎌足が神祇伯への就任を辞退しているため、御食子も生前同職に就いていたのではないか、とされている。

系譜

注記のないものは『尊卑分脈』による。

• 父：中臣可多能祜
• 母：那爾毛古娘 - 山部歌子の娘^[3]
• 妻：智仙姫 - 大伴咋の娘
  • 男子：藤原鎌足（614-669）
• 生母不明の子女
  • 男子：(中臣久太)
  • 八男：(中臣垂目)

脚注

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1. ^ "大中臣氏系図". 宮内庁書陵部. 2022年3月16日閲覧。
2. ^ 『日本書紀』には、御食子の言動のみが記載されている。
3. ^ "大中臣氏系図". 宮内庁書陵部. 2022年3月16日閲覧。

参考文献

• 宇治谷孟『日本書紀 （下）』講談社学術文庫、1988年
• 『尊卑分脈 第二篇』吉川弘文館、1987年
• 宝賀寿男『古代氏族系譜集成』古代氏族研究会、1986年