中川 裕季子(なかがわ ゆきこ、1945年 - )は、日本のタップダンサー[1]。本名の表記は、元子[2]。1960年代には中川ゆき名義で、女優として活動し、また、南弘子、桜井浩子との3人組「スリー・チャッピーズ」としてレコードも出した。
経歴
中川三郎の三女として、(中川弘子)と中川姿子を姉に、(中川一郎)を兄に生まれ、3歳にして日本劇場で初舞台を踏んだ[1][2][3]。
南弘子、桜井浩子とともに「スリー・チャッピーズ」としてレコードを出すなどした[4]。
1963年の映画『(六本木の夜 愛して愛して)』で映画デビューしてヒロインを演じ[2][3]、1963年のエランドール賞を受賞した[5]。
その後、渡米してブロードウェイでミュージカルなどを学び、帰国後は恵比寿でディスコの経営などに関わり、また、もっぱらダンサー、タップダンサーとして、後進の指導に当たるようになった[1]。ジャズダンスのブームだった1972年には、週に2000人以上の生徒を指導していたという[1]。そのかたわた、エンターティナー集団「ザ・グレートダンサー」を結成して定期的に公演をおこなった[1]。
フィルモグラフィ
中川ゆき名義での出演。
- (六本木の夜 愛して愛して)、1963年
- (あの娘に幸福を)、1963年
- 秘剣 、1963年
- 太陽は呼んでいる、1963年
- (新・夫婦善哉)、1963年
- (お姐ちゃん三代記)、1963年
- (蟻地獄作戦)、1964年
- (血とダイヤモンド)、1964年
- (現代紳士野郎)、1964年
- (肉体の学校)、1965年
- (風来忍法帖)、1965年
- (若い娘がいっぱい)、1966年
- (風来忍法帖 八方破れ)、1968年
中川裕季子名義での出演、タップダンススーパーバイザー
- ザ・スーパーガール(1979年、東京12チャンネル)
- 第10話「売春婦殺し 危うし警部」
- 第40話「全裸殺人 真夜中の訪問者」
- TAP THE LAST SHOW、2017年
脚注
- ^ a b c d e f “中川 裕季子(Yukiko Nakagawa)”. 中川三郎スタジオクリエイト. 2022年6月15日閲覧。
- ^ a b c “山本嘉次郎がプロデュース 新人スターで純愛描く 「六本木心中」”. 読売新聞・夕刊: p. 6. (1962年8月17日) - ヨミダス歴史館にて閲覧
- ^ a b “中川ゆきさん 日曜日に会いましょう”. 朝日新聞・東京夕刊: p. 4. (1962年9月9日) - 聞蔵IIビジュアルにて閲覧
- ^ “[タレント]南弘子”. 読売新聞・朝刊: p. 10. (1967年12月5日) - ヨミダス歴史館にて閲覧
- ^ “エランドール賞歴代受賞者一覧”. 日本映画テレビプロデューサー協会. 2022年6月15日閲覧。
外部リンク
- 中川裕季子 (100013474423255) - Facebook