不知火町(しらぬひまち)は、熊本県宇土郡にあった町。2005年1月15日、宇土郡三角町および下益城郡松橋町・小川町・豊野町と合併し宇城市となったため自治体としては消滅した。不知火町のあった地区は「宇城市不知火町」となっている。なお、本来の不知火の読みは「しらぬい」(ただし、歴史的仮名遣いでは「しらぬひ」とされる)。地名は景行天皇の訪問時に由来する。不知火とは熊本県と鹿児島県にまたがる八代海(不知火海)で見ることができる現象のこと。これを見た景行天皇が地元の者たちに尋ねたところ誰もあれが何か説明できず、「知らぬ火」から派生し、「不知火(しらぬい)」と呼ばれるようになった。
しらぬひまち 不知火町 | |||
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廃止日 | 2005年1月15日 | ||
廃止理由 | 新設合併 不知火町、三角町、松橋町、小川町、豊野町 → 宇城市 | ||
現在の自治体 | 宇城市 | ||
廃止時点のデータ | |||
国 | 日本 | ||
地方 | 九州地方 | ||
都道府県 | 熊本県 | ||
郡 | 宇土郡 | ||
市町村コード | 43322-5 | ||
面積 | 28.83 km2 | ||
総人口 | 9,804人 (2000年10月1日) | ||
隣接自治体 | 宇土市、宇土郡三角町、下益城郡松橋町、八代郡竜北町 | ||
町の木 | 樫 | ||
町の花 | 菊 | ||
不知火町役場 | |||
所在地 | 〒869-0552 熊本県宇土郡不知火町大字高良2273-1 | ||
外部リンク | 不知火町の公式サイト | ||
座標 | 北緯32度38分48秒 東経130度40分04秒 / 北緯32.64675度 東経130.66789度座標: 北緯32度38分48秒 東経130度40分04秒 / 北緯32.64675度 東経130.66789度 | ||
ウィキプロジェクト |
また現在では科学的にこの現象は説明できる。沖合に「親火」と呼ばれる火が出現、その後、数を増やし、多数の火が横にならびだす。これは蜃気楼の一種で、大気光学現象というもの。遠浅の海が続く八代海では、干潟の砂と、流れ込む水路の温度差が大きい。その温度差のある空気がレンズとなり、漁船の光が多数に見える幻視が生まれる。
旧暦8月1日前後(新暦では8月下旬)の風の弱い新月の夜に発生しやすい。必ず見ることができる現象ではなく、見ることができると運が良いとされている。旧暦の8月1日は「海の火まつり」が開催される。
地理
歴史
経済
産業
- 農業
- 水産業
特産物
地域
教育
- 中学校
- 不知火中学校
- 松合中学校(1962年不知火中学校と統合し閉校)
- 小学校
交通
鉄道路線
バス
道路
- 一般国道
嘗ては国道3号が通過していたが、松橋バイパスの開通により通過自治体から外れた。
名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
出身著名人
関連項目
外部リンク
- 合併に伴う地名の取り扱いについて 宇城市
- 日本の超自然現象
- 塩トマト