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上飯田連絡線

上飯田連絡線(かみいいだれんらくせん)は、愛知県にある、名古屋鉄道(名鉄)小牧線味鋺駅から名古屋市営地下鉄上飯田線平安通駅を結ぶ鉄道路線、および同路線を建設・保有する目的で、愛知県・名古屋市をはじめ小牧市などの小牧線沿線自治体や名鉄など民間企業の出資で設立された第三セクター方式の鉄道会社上飯田連絡線株式会社)である。

上飯田連絡線株式会社
Kami-iida link Line
本社が置かれる「愛知県住宅供給公社ビル」
種類 株式会社
本社所在地 日本
462-0808
愛知県名古屋市中区丸の内三丁目19番30号
北緯35度12分16.5秒 東経136度55分48.1秒 / 北緯35.204583度 東経136.930028度 / 35.204583; 136.930028座標: 北緯35度12分16.5秒 東経136度55分48.1秒 / 北緯35.204583度 東経136.930028度 / 35.204583; 136.930028
設立 1994年平成6年)1月17日
業種 (陸運業)
法人番号 8180001035268
事業内容 鉄道事業法による(第三種鉄道事業)
代表者 代表取締役社長 宮田 隆介
資本金 140億2830万円
(2019年3月31日現在[1]
売上高 18億円
(2019年3月期[1]
営業利益 7億5624万3000円
(2019年3月期[1]
純利益 4億1058万4000円
(2019年3月期[1]
純資産 148億1144万4000円
(2019年3月31日現在[1]
総資産 288億3264万8000円
(2019年3月31日現在[1]
従業員数 16人
決算期 3月31日
主要株主 愛知県 34.37%
名古屋市 23.42%
名古屋鉄道 21.11%
小牧市 5.53%
春日井市 3.77%
犬山市 3.27%
(2019年3月31日現在[2]
関係する人物 松井圭介(元社長・現副社長)
外部リンク http://www.k-linkline.jp/
(テンプレートを表示)

本社は名古屋市中区丸の内三丁目19番30号にある。

概要

 
名古屋市交通局7000形

上飯田連絡線は、全区画間の鉄道施設を、いわゆる上下分離方式により上飯田連絡線株式会社が建設し、(第三種鉄道事業者)として所有している。そのうち、味鋺 - 上飯田間は名鉄が、上飯田 - 平安通間は名古屋市交通局が(第二種鉄道事業者)として線路等の施設を賃借し、それぞれ小牧線、上飯田線として運行・営業を行っている。営業路線の名称として「上飯田連絡線」は使われていない。

名鉄小牧線のターミナルである上飯田駅は、1971年昭和46年)2月1日、同駅に接続する名古屋市電御成通線、上飯田 - 大曽根間が廃止された後、他の軌道系交通機関との連絡がなくなったため、名古屋市中心部までの交通は路線バスや地下鉄平安通駅まで徒歩(約10分)に頼っていた。そのため名鉄小牧線の利用者からは、連絡線の建設が強く望まれていた。上飯田連絡線の開業によりその不便は解消された。

歴史

名古屋の地下鉄計画において、名鉄小牧線(1948年までは名鉄大曽根線)と名古屋市の中心部を鉄道によって直結する計画は名古屋市電の廃止以前から存在した。太平洋戦争後の1950年1月に都市計画決定された「名古屋復興都市計画高速度鉄道」では市役所裏から大曽根駅を経て水分橋付近(守山町大字瀬古)で名鉄小牧線に接続する「大曽根線」の計画が存在した[3]。市電御成通線廃止後の1972年(昭和47年)の都市交通審議会答申第14号においては「7号線」として金山 - 市役所 - 平安通 - 上飯田を結ぶ路線が挙げられている[4]

上飯田連絡線は、1992年平成4年)運輸政策審議会答申第12号「名古屋圏における高速鉄道を中心とする交通網の整備に関する基本計画について」において、緊急に整備すべき路線として位置付けられた。事業主体としては、小牧線上飯田駅と地下鉄平安通駅間の連絡線部分は名古屋市交通局を想定して計画されていたが、実際の建設は、「地下高速鉄道整備事業費補助制度」の適用の下、償還型上下分離方式により行われることとなった。それに伴い、上飯田連絡線株式会社が、上飯田連絡線の建設保有事業主体として1994年(平成6年)に設立され、1996年(平成8年)9月に着工された。

実際の建設では既設区間である味鋺 - 上飯田間の地下化と複線化が同時に行われることとなり、その区間は既設区間の事業者である名古屋鉄道・日本鉄道建設公団に委託され、新設の上飯田 - 平安通間は名古屋市交通局に委託された。

上飯田 - 平安通間は道路幅が狭い上に交通量が多く、さらに沿道には住宅や商店が密集して建っているという地下鉄建設にとって厳しい条件が揃っていたため、これらへの対応に追われた。また、味鋺 - 上飯田間も庄内川矢田川の伏流水が流れる砂礫層を通るため難工事となった。さらに1995年(平成7年)1月17日阪神・淡路大震災の発生に伴い国が耐震基準を改めたため構造物の設計もやり直しとなった上、2000年(平成12年)9月東海豪雨で平安通駅が浸水する被害を受けた。そのため完成は予定よりも遅れ、1996年の着工から約6年半を要し、2003年(平成15年)3月27日に開業した。

 
設立から2020年まで本社があった名鉄上飯田ビル

年表

路線

  名古屋鉄道(名鉄)
  名古屋市営地下鉄

決算状況

名古屋市交通局及び名古屋鉄道(名鉄)からの線路使用料を収入源としている。受取額は、両者より合計で、2006年度(平成18年度)14億5,000万円、2007年度(平成19年度)以降16億円、2012年度(平成24年度)以降18億円となっている。キロ程は名鉄の方が約3倍であるが、使用料は両者同額である。

同社の「事後評価」[6]においては、2012年度(平成24年度)に単年度黒字に転換、2018年度(平成30年度)に累積損失解消を想定していた。しかし、2011年度(平成23年度)の決算において「事後評価」の想定より1年早く単年度黒字に転換した。2016年度(平成28年度)の決算においては、鉄道事業の営業利益が7億円を超え、建設時に借り入れた借入金の利息負担が重いものの経常段階では5億円弱の黒字となり、想定より2年早く累積損失を一掃した[7]

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ a b c d e f “平成30年度決算公告”. 上飯田連絡線株式会社. 2019年7月19日閲覧。
  2. ^ 国土交通省鉄道局監修『鉄道要覧』令和元年度版、電気車研究会・鉄道図書刊行会
  3. ^ 名古屋市交通局 1952, pp. 94–99.
  4. ^ 名古屋市交通局 1986, pp. 5–6.
  5. ^ “上飯田連絡線株式会社 移転のお知らせ”. 上飯田連絡線株式会社. 2020年11月24日閲覧。
  6. ^ 事後評価統括表 (PDF) 上飯田連絡線株式会社
  7. ^ 決算公告-平成28年度 (PDF) 上飯田連絡線株式会社

参考文献

  • 名古屋市交通局 編『市営三十年史』名古屋市交通局庶務課、1952年8月1日。 
  • 名古屋市交通局 編『資料集・名古屋の地下鉄建設』名古屋市交通局、1986年3月31日。 

外部リンク

  • 上飯田連絡線株式会社(日本語)
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