三面川(みおもてがわ)は、新潟県村上市を流れる河川。二級水系の本流。古くは瀬波川といった[1]。鮭の遡上で知られており、古くからの独自の鮭文化は有名である[2]。
地理
新潟県と山形県の県境に位置する朝日連峰に源を発し村上市の市街地を流れ日本海に注ぐ。奥三面ダム建設以前は、山中に42戸、人口150人ほどの三面集落があり、その名残として「三面ありき」の石碑が残っている[3]。
歴史
江戸時代、鮭漁による運上金が村上藩の収益源となっていた[4]。近世の鮭漁と河川改修についての詳細は(青砥武平治#種川の制)を参照。
「三面」という呼称の由来
日本地名研究所の所長を務めた谷川彰英によると、由来については2つ説がある。1つ目は、戦国期に「三表」と表記されたことから、「水面」転じて「水表」を経て、「三表」「三面」となったとする説である。2つ目は、この地には小池・高橋・伊藤の3つしか苗字がなかったことから「三面」となったという説である[3]。
流域の自治体
- 新潟県
- 村上市
河川施設
流域の観光地
その他
ドキュメンタリー
脚注
参考文献
外部リンク
- 新潟県 村上地域振興局 地域整備部
- 新潟県 土木部河川管理課
- 三面川水系河川整備基本方針
- 三面川水系河川整備計画
- 三面川鮭産漁業協同組合
- 鮭の旅 三面川をさかのぼる - 村上市観光協会
- 【探訪】江戸時代からの伝統鮭漁 新潟県三面川、産経新聞撮影 - YouTube